637
11月7日 町田忍コラム『牛乳瓶&フタ』
今でこそ日常的に飲まれている牛乳はですが、
初めて牛乳が飲まれるようになったのは明治10年代のことです。
その頃は高価なもので、
結核患者が療養のために飲んだり、滋養強壮的な特別のものでした。
当時は、ブリキ缶に入れられて配達されていました。
牛乳が一般庶民に広まったのは
戦後と考えてもよいでしょう。
この日のスタジオは、弘兼さんよりも先に湯原さんが立ち上がって…
牛乳は“新鮮さ”が重要です。
したがって、明治期より全国的に
配達ができる、その範囲で生産されていたことから、
結果、現在でも全国には100社以上のメーカーがあります。
私は全国を旅してそれらの牛乳瓶を集め、
現在は、北海道から沖縄まで約150種ほどコレクションしています。
また、牛乳の紙製の蓋(牛蓋・ぎゅうぶた)は
約40年前より収集し、約3000枚ほど集まりました。
そのほか、ふたを空ける道具もあります。
この日のスタジオには、
1958年頃の、まだビニールカバーの登場以前の
紙製のカバーも持参しました。
ぎゅうぶたをテーブルに広げて撮影を・・・と思ったら
勢いあまって床に撒き散らしてしまいました
(各画像をクリックすると拡大します)
2009年11月07日