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9月26日 ゲスト:江戸家小猫さん (四代目 江戸家猫八さん)
■テーマ:『今年“還暦”の小猫師匠、10月に『四代目 江戸家猫八』襲名!
きょうも啼きます!囁きます!!』
ゲストに、団塊世代で今年還暦を迎え
来月に『四代目 江戸猫八』襲名を控えた
江戸家小猫さんをお招きして
60才で『江戸家猫八』を継ぐ
決断に至った真相、
“四代目 猫八のカラー”として
今後進めていく芸の方向性、
そして、襲名を直前に控えた
心境などを伺いました。
また、番組をお聴きの皆さんから募集した
設 定 を 加 え た 動物モノマネの(無茶苦茶な!)リクエストにも
時間の許す限りお応えいただいて・・・スタジオは爆笑の連続!
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■実践!指笛の吹き方
小学生の頃、大人気テレビ番組『お笑い三人組』に出演していた
父・三代目 江戸家猫八さんに憧れた小猫さんは、
父の後を継ぐと公言し、9才で『江戸家小猫』を名乗ります。
師匠の猫八さんは『芸は見て勉強し、盗むものだ』と、
手とり足とり指導することは、ほとんどありませんでしたが
ウグイスや虫の鳴き方など、独特の技術を必要とする芸は例外で
“指笛の吹き方”を伝授されました。
◆指笛の吹き方◆
●小指をかぎ型に曲げる(コの字のようになる)。
●口にくわえる。
親指を上にして、右横からベロのあたりまで差し込む。※右手の場合
●息を抜くとき、
コの字に曲げた小指の内側にできる隙間が“笛”になる。
●息を抜くとき、一か所から抜けるようにする。
弘兼 「(フーフーッ!フーフーッ!)・・・無理だ」
小猫 「笛の原理ですから、何回も練習しているうちに
息が強く通る時に
(ピィー!ピィーーッ!!)って音になるわけです」
はじめから音は出ませんが、
指の角度や息遣いなどを変えながら、音が出るまで練習を続け
音をつかんでいく・・・これが猫八さんの教えです。
スタジオでは、弘兼憲史さん、石川真紀ぴょんも
言われたとおりに挑戦しましたが・・・
残念ながら、息の抜ける音ばかり。
たとえ音が出ても“芸”の道はそこからがはじまりです。
◆芸の域へ◆
◆ウグイスの声にする。
◆本物のウグイスの声を聴いて腕を磨く。
◆お客さんの前で披露し、お客さんに鍛えられる。
小猫 「お客さんにウケる・ウケない・・・そういうことを経て
ひとつのウグイスが完成に近づいていくんです」
さらに・・・
ただ単に似ているだけでは“芸”とはいえません。
お客さんを喜ばせることが求められるため
◆芸を極める◆
■まずは、そっくりに鳴く。
■その上で、コミカルにするために、面白おかしく冗談も織り交ぜる。
――こうしてはじめて“芸”と呼べるものになるのです。
小猫 「モノマネ芸は
鳴きマネを技術的にしっかりとやることと
それにまつわる話で皆さんに笑ってもらって
ネタで盛り上げる・・・
この“二つの柱”をきちっとやらないと成り立たないんです」
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■徹底追跡!・・・えっ?!モグラも鳴くの??
公演でお客さんからのリクエストを受け付ける際
たとえどんなものをリクエストされても
困ってはダメ、やらなければいけません。
とはいえ『鳴かないもの』はマネしようがありませんよね。
このような場合、トークで時間をつなぎながら頭の中で考えて
どうにかその場はしのぎます。
しかし、舞台ではどうにか笑いをとったとしても、悔しさが残るもので
たとえば『モグラ』をリクエストされた際には
後日、親しくしている動物園協会のかたに
モグラの鳴き声の音源の入手を依頼。
小猫 「困ったけど、逆に勉強するいいきっかけになりました。
どうしようもなく“お手上げ”の時は冗談で逃げますけど、
そういう意味では、モグラは非常に印象的でした」
石川 「お客様とのコミュニケーションの中から
新しい芸が生み出されていくことがあるんですね」
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■今年『江戸家猫八』を襲名するワケ
10月20日にいよいよ『江戸家猫八』を襲名する小猫さんですが
これに至るまでには、大きな決心を必要としました。
代々続く、いつかは継がなければいけない名前であることは
理解しながらも、『猫八』の名前に対し
「親父のイメージが強すぎる。『猫八』は親父で、俺は『小猫』」
という意識が強いあまり、襲名に踏み切れずにいたのです。
そうした中で、今年、ついに襲名することにした
きっかけには、生前の猫八さんの言葉がありました。
「俺は88才になったら『八十八
お前が『猫八』を名乗れ」
そして、猫八さんが80才で亡くなられてから8年・・・
小猫 「親父が生きてたら、今年が『八十八』になって俺が『猫八』になる年」
また、今年は、小猫さんが11月30日の誕生日で還暦を迎え、
9才で『江戸家小猫』を名乗ってから50年と
さまざまなことが節目を迎えました。
小猫 「今年しかない・・・
親父も『何グズグズしてんだ、今年しかねぇぞ!』
って言ってる気がして・・・
それでこの“大きな決心”をできた、と」
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■四代目 江戸家猫八襲名直前!動物モノマネショー!!
番組をお聴きの方から
設定を加えた動物モノマネのリクエストを募ったこの日の放送。
『何でもお応えします』という小猫さんのお言葉に甘えて
12時台の後半は、モノマネのオンパレードとなりました!
“歌を忘れたカナリヤ”というリクエストには
「(リー・・・リリ・・・リ・・・(あれ?)」(首をかしげる)
弘兼 「これは舞台で観たいですね!」
◆◇この日 披露していただいたモノマネ◇◆
・カワセミの鳴き声
・寝言を言っているニワトリ
・関西弁で鳴くスズムシ
・おしゃべりなヒバリ
・道に迷っている子ネコと
何を聞いてもわからず困っているイヌのお巡りさん
・道産子とサラブレットの「ヒヒーン!」
・蚊の鳴く音(羽音)
・ドジっこでかわいいネコ
・豆鉄砲をくらったヤマバト
・政権交代を許してしまった猿山の元ボス
・イヌの鳴きマネをするネコ (石川アナウンサー大爆笑)
石川 「かわいい!これ大好きです!!
・・・涙が出てきた・・・」
また、11時台に小猫さんのリクエスト曲『小さい秋みつけた』を
おかけした際には、イントロ部分に
秋の虫・コオロギ、スズムシの鳴き声をのせていただいたのですが・・・
直後に、土浦市にお住まいのリスナーの方から
次のような報告が届きました。
『庭のスズムシが一斉に鳴き出しました!ビックリ!!』
小猫 「(鳴きマネをすると)時々、反応してくれるんです。
(虫が)ラジオを聞いて鳴いてくれるなんてうれしいなぁ」
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■四代目 江戸家猫八さんの襲名披露
10月20日に『江戸家猫八』襲名披露パーティーが行われ
11月1日~20日には、寄席で襲名披露をし、この間、トリを務めます。
11月 1日~ 5日:上野鈴本演芸場
11月 6日~10日:浅草演芸ホール
11月11日~15日:新宿末広亭
11月16日~20日:池袋演芸場
12月16日~20日:国立演芸場
小猫 「寄席で育ちましたので、
その寄席でトリをとって襲名披露ができるということ、
これは大変うれしいことです」
11月10日:NHK-BS
三代目江戸家猫八さんの生前のVTRとの共演
11月30日:浜離宮朝日ホール 小ホール
ヴァイオリニストの大谷康子さん、藤井一興さんと
ヴァイオリンと動物モノマネのコラボレーション
小猫 「親父とのコラボレーションと
音楽とのコラボレーションを
四代目猫八の特徴・カラーにしたいと思います」
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■団塊ホームルーム
昭和レトロアイテムは『招き猫』。
●招き猫“なるほど”キーワード
・“左手”は「人」を招き、“右手”は「お金」を招く。
・時代とともに、手の高さが高くなってきている。
・“両手で招く”招き猫もある。
このパートで、町田忍さんが“招き猫”にちなんで
ネコの鳴きマネをリクエストすると
小猫さん、芸の中では“極めつけ”“これにつきる”という
『サカリの猫』を披露してくださいました。
※この話題については町田忍さんのコラムも合わせてご覧ください。
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■お送りした曲目
◇一週間に十日来い / 五月みどり
(弘兼セレクション)
◇小さい秋みつけた / ボニー・ジャックス
(江戸家小猫さんのリクエスト)
※イントロに“秋の虫の声”を加えたスペシャルバージョン
◇先生のお気に入り / ドリス・デイ
(弘兼セレクション)
◇煙が目にしみる / ザ・プラターズ
(江戸家小猫さんのリクエスト)
◇喜びの世界 / スリー・ドッグ・ナイト
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江戸家小猫さんの名言・好きな言葉はこちらをご覧ください。