637
4月11日 町田忍コラム 『懐かしの銭湯』
『懐かしの銭湯』
かつて「銭湯」は情報の交換や、教育の場でもあった。
戦後の高度経済成長期に入り
町の銭湯は急激に姿を消した。
その原因はなんといっても内風呂の普及だった。
さて、銭湯といえばあの浴室正面に描かれた
富士山の巨大ペンキが有名だ。
この絵の発祥は大正元年、東京神田猿楽町にあった
「キカイ湯」のご主人がお客さんとして訪れる
子供達に喜んでもらおうと、画家の川越広四郎に
依頼し描かせたもので、彼は静岡県出身で
富士山が大好きだったところから題材に選んだそうで
その絵が評判となり、それ以降、
東京を中心とした地域に広まったという。
2009年04月11日