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February 09, 2010

放送後記２月７日

立春が過ぎてから、余計に寒さをましたような日々です。
しかし、地方の便りには
梅のつぼみが膨らんでますとか、
降る雪も少し湿り気がありますとか、小さな春を思わせるものが出て来ました。
　信州では、先日、たらの芽の天ぷらを早くも頂きました。
たらの芽は、雪が積もってる土手みたいな場所や道ばたに出るのです。
あんな悪状況の中でも、にょきっと春を告げに出てくる。
たらの芽は苦（にが）いです。
なぜ苦いのかというと、悪状況に打ち勝つ為に自分をにがくして
外敵からその身を守ってるんですね。
それは、とても強いバリア。老化を防いだりする薬です。
その苦みを、ぼくら人間には体内に作れない。
だから、そいつを摘んでいただくしかない。
その命を、いただいて春を謳歌するのが人間なのです。
だから、そう簡単に弱音を吐いてはいけないのです。

必ず春は来る。
今は背中を丸める日々でも、
大きく深呼吸して、温かい太陽に万歳する春が。

投稿者 cheers : February 9, 2010 10:24 AM