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September 05, 2009

芯のある音

5年ほど前の初対面以来、たびたびお会いしている恭子さん。
今回、‘カフェ’には2度目のご来店となりました。

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お会いするたび、
音楽への真摯な姿勢と思いの深さ、
端麗な容姿の内に秘めたタフネスを感じ、
大いなる刺激を受けます。

そして、恭子さんの奏でる音色に耳を傾けると、
そこには、長く愛されるクラシック音楽とヴァイオリンとが、
現代のソリストである恭子さんや現代の聴衆との邂逅により
悠久の時を経て語らう豊かな時間の流れを感じます。
そして、
どれだけの人々が歓喜や辛苦を胸に
それらの音と共存してきたのかに思いを至らせてくれる
芯の備わった演奏に、
計り知れない感動を覚えます。

CDやレコードでの鑑賞も良いですが、
恭子さんご自身も
生演奏を楽しむ機会をより多く持ってほしいと仰っています。

コンサートは演出・進行にしても、その音色への影響を考慮しても、
演奏家とオーディエンスとが
一緒に作り上げる醍醐味がありますよネ。

ソロリサイタルに、ふれあいコンサート、
いわさきちひろさんの絵画とコラボレートしたコンサートなど、
音楽の多様な楽しみ方を提案していらっしゃる恭子さん。
これからも1ファンとして、
ご活躍に注目させていただきます。


吉田恭子さん登場の
「三井生命イブニングカフェ」は、
9月6日、13日、20日、27日、
毎週日曜日 夕方5時30分~40分ON AIRです。
* 放送日時は予告なく変更となる場合があります。

☆このページでは、毎回、‘カフェ’でのゲストとのエピソードなどを、
私、石川真紀がリポートしています。

< PROFILE >

吉田恭子さんは東京都のご出身です。
桐朋学園大学音楽学部を卒業後、文化庁芸術家海外派遣研修生として、
イギリス・ギルドホール音楽院、アメリカ・マンハッタン音楽院へ留学。
巨匠アーロン・ロザンド氏に師事されます。
ニューヨークを拠点に多岐にわたる演奏活動を行い、
数々の賞を受賞。
「研ぎ澄まされた感性や情感を楽器を通して偽りなく表現できるヴァイオリニスト」と
絶賛されているソリストです。

< ON AIR MUSIC >

☆9月6日 「 エルガー:愛のあいさつ / ふれあいトリオ 」

   *ふれあいトリオ~
      吉田恭子さん、チェロ:渡部玄一さん、ピアノ:白石光隆さんによるユニット

☆9月13日 「 チャイコフスキー:
           ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品35 第1楽章 / 吉田恭子 」

☆9月20日 「 グラズノフ:瞑想曲 作品32 / 吉田恭子 」

☆9月27日 「 マスネ:タイスの瞑想曲 / 吉田恭子 」

   *9月16日リリース 吉田恭子さん8作目のアルバム
      「 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲&瞑想曲集 」より。

    世界で活躍する指揮者、広上淳一さん、
    海外からも惜しみない賞賛を集めるオーケストラ・アンサンブル金沢との共演。

投稿者 maki ishikawa : September 5, 2009 03:05 PM