加納先生と呼ばれて
『きょうは特別に、
文化放送アナウンサーの加納有沙先生に来てもらいました~~』
「先生」と呼ばれるのは、こっ恥ずかしいのですが。
大学の部活の同級生が小学教諭をしておりまして
その縁で、先日、新渡戸文化小学校 5年生 の
5・6時間目の授業を担当してきました。
最初の時間は【アナウンサーについて】
・アナウンサーのお仕事とは
・ラジオのアナウンサーならではのお仕事とは
・テレビとラジオの違い
などなど
文章が伝わりやすくなるポイントなどを踏まえて
実際に原稿を読んだり、クラスメイトの読むニュースを聞いたりしました。
みんな緊張しながらも一生懸命読んでくれて、
素直でいい子たちばかりです。
次の時間は【言葉の使い方&朗読】
インターネット、ブログ、SNSなど、
一般の人、さらには子ども達でも気軽に発信していける世の中。
「自分が発した言葉をいろんな人が見たり聞いたりしていること」を
忘れてほしくなかったので、それを意識して言葉を使うことをお話してきました。
アナウンサーという職業だけの話じゃないですからね。
言葉を使って生きている人間だからこそ、
友達を傷つけるような言葉とか
人を悲しませるような発言はして欲しくありません。
自分が口に出す言葉、書き込む文章は【マジックペン】なんだぞ。容易に消せるものじゃない。
と、昔先輩から教えられました。
授業をしながら、自分にも言い聞かせるように
わたしも『楽しく、気持ちが軽くなれる言葉を発信していこう』と強く思いました。
大人でもネットのコミュニケーションで炎上している人がいる中、
子どもたちに、ちゃんと伝わったかな~。
私が言えることなんてたいしてないけれど、
とても大事なことだと思いましたので...。
おまけは、朗読講座。
新渡戸文化小学校では朗読発表会というものが毎年あるようで
小学5年生のみんなの課題は、『蜘蛛の糸(芥川龍之介)』
クラスの代表者がみんなの前で朗読して、優勝を狙うのだとか。
久々に読んだ『蜘蛛の糸』
カンダタという罪人が
地獄の天井から垂れてきた銀の蜘蛛の糸をよじ登って極楽をめざしているときに思わずこぼれる笑い声。
「しめた、しめた。」
地獄に来てから何年ものあいだ、
笑うことはおろか、
言葉を発する気力がなくなるほどの責苦のなか、
初めて漏れたその笑い。
(どんな笑い方だろう。)
高笑いかな?噛み殺した笑いかな?
こうやって想像力を膨らませて、声に出してもらいたいですね。
聴き手も、喋り手も、想像が膨らむように朗読する。
正解がないから おもしろい。
おいしい給食もいただき、
小学生のころに帰ったようなそんな気持ちになりました。
(給食の時間内に残さず食べきるって、
自分が小学生のときはなんとも思わなかったけど
今思うと結構辛いですね... みんながんばれ~)
これからいろんな経験をたくさんして、
豊かな表現力の使い手になってほしいと思った加納先生でした(笑)
<照れていた男の子も、最後は門まで見送りしてくれました。かわいいなぁ~~>
*追記*
2月23日(月)くにまるジャパンをしていると1通のメールが携帯に届く。
「この間はありがとう!4時間目の授業で、みんなで放送きくね!」と
小学校で先生をする同級生から。
え!!!!!汗汗
焦るわたし。
(4時間目?え、なんじだ、4時間目...汗汗)
と振り返ってみたら、
なんとちょうど「加納有沙のどしゃぶり元気塾」という、少し凹んだリスナーさんを加納が救いの手を差し伸べるという、なんともいかがわしい?コーナーの時間でした。
【本日のお悩み】
『わたしは結婚して一年になるのですが、最近妻から「私はあなたのことを愛してるけど、あなたは私のことを愛してないじゃない?」と言われてしまいました。どう対応したらよいでしょうか...』
くにまるさん
『きっと、台所とかで洗いものとかしながらボソッというんだろうなぁ』(と妄想。)
そこで、わたくし。
『そんなの、無言で、うしろからぎゅっと抱きしめればいいんですよ!!!』
どや顔で言った私。
あぁ。五年生のみんな、聞いてしまったかな...
恥ずかしすぎて、消えてしまいたいwwww
自分の発言はいつどんなところで聞かれているかわからない。
(これ、私が授業でみんなに言ったことだな~~)と苦い顔になった加納でした。
ちゃんちゃん。
なんでもアリッサ:14:04
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