お湯がでない。
あ、れ?
蛇口をひねってもお湯がでない。
半身浴を終え、さぁ髪を洗おうと浴室の椅子に腰掛け下を向いた私は、はて?と止まった。
どうしたもんか。
お風呂のお湯張りはできたのに。
どうやったって、お湯の蛇口からお湯が出てこないのである。
水の蛇口からはちゃんと水が出るのに。
なんてこった。
こちらは半身浴をして汗だく状態だ。
試しに頭に水をかけてみた。
「ひぃぃえっっ」
全裸には大変 酷である。
侮っていたが、巷で見かけるアイスバケツチャレンジは辛いんだなぁ。本当に、身体がキューーーーっとなってしまう。
そうだ!
風呂の残り湯があるじゃないか!
ありがたいねぇ〜と思いながら、冷えた頭に残り湯をかける。
(ぉ。なんかいい香りする)
今日に限って、入浴剤を入れていたことを忘れていた。
なんてこと。
頭が柔らかな花々の香りに包まれた。
これじゃ洗った気にならないな。
仕方が無いので、そのまま強行突破でシャンプーしてみることに。
モコモコと泡立つ頭。
息を整え、水の蛇口をひねる
とぉおおおおおおおおおおおおお!
っっつ!だは!冷たいw無理wダメだw止めて!www
笑いが止まらないわたし。
誰に止めて!と言ったのかも今や不明である。
泡だらけの頭のまま、浴室を出て、お風呂のガス表示の前に向かう。
「こっのヤローw なんで湯を出さない!!こっちはお金払ってんだぞ、...ぁん?」
と半ばヤンキーのような気持ちで、ガス表示にメンチを切ってみたら
私が消し忘れた「お湯張りボタン」が真っ赤に点滅していました。
「あ♡ わたしが悪いやつやーん」
ポチっとな。
文明とは、すごいものよ。
ボタンひとつで、お湯が出てくるのだから。
烏の行水にならなくて済みますカァ〜。
さて、
穏やかな幸せを感じながら
上質なおやすみタイムを。
ありがとう、アットアロマさま!!
なんでもアリッサ:14:12
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