朝の顔。
昨日、小雨が降る夕暮れ時。
「わたし、急いで帰ってるの。傘もかっぱも忘れちゃったから〜」
『あたぃも いそおいで かってうの〜 かしゃも かぱも わすれちゃったの〜』
と、お母さんの言ったことをマネする女のコ。
うふふふふと笑いながら小走りする親子の声が聞こえました。
瞑想をしているかのごとく、その声をじっと家で聞いていた私です。
みなさん、いかがお過ごしですか。
どうも、ソロ活動が盛んな加納有沙です。
昨日はお休みをいただきまして
【ぶらり鶯谷、入谷 途中下車の旅】に出ていました。(言うほど電車に乗ってないけど。)
お目当ては、江戸の風物詩『入谷の朝顔市』
その前に、鶯谷までいって谷中の「カヤバ珈琲」で今年も『コーヒーかき氷』を食べるぞ!と意気込み、ソロ活動に出かけました。
最近はかき氷ブームに拍車がかかっているようで、
昨日はテレビ朝日の朝番組の取材で久保田アナがおりました。
以前私はテレ朝系列の局におりましたので、久保田アナには新人研修のときにお会いしたことはありましたが、さすがに顔は覚えられてないと思ったので(ひとりでかき氷食べるの見られるのも恥ずかしいので)会釈程度で済ませたのです。
が、しかし。
「あのー、店内の雑感を撮りたいのですが、映っても大丈夫ですか?」とディレクターが話しかけるではないか。
な
ん
と。
「女ひとりでかき氷」をテレビに晒すのか。
消えてしまいたい。
咄嗟の判断で、今日はかき氷ではなく「たまごサンド」を注文し、本を読んで下を向くことに決定。
しかし頼んでみたらばこのたまごサンド、旧カヤバのときからの定番メニューのようで...ふわふわでやさしい甘さの焼きたてたまごの横に薄くマヨネーズがひいてあり、4、5センチほどあるボリュームのあるサンドイッチは心がホッとして美味しかったです。
すっかりいい気になりましたが。
今月末ぐらいにテレビ朝日の朝番組で「カヤバ珈琲」が映ったら、
「昭和・東京・ジャズ喫茶」という本を読む 赤いワンピースのオンナがいるかもしれないので要チェックですよ、皆さん。
久々のテレビに自然体な仕草を違和感ありありで披露した私は
カヤバ珈琲を出て、次に向かうは 江戸の風物詩【入谷の朝顔市】でございます。
※林家たい平さんの番組で小岩にある朝顔園芸農家を取材したので、ぜひとも来て見たかったのです。
七夕の昨日は午後5時から道路が封鎖されて、歩行者天国に。
朝顔を売るテントの列と露店の列に挟まれ、道路には浴衣を着たカップルや親子、ご年配のみなさま。
ほら。
≪朝顔市ってのは、夏祭りなんですね≫
もちろんわたくし、ソロ活動でしたので、とてもさみしい気持ちになりました。
まずは入谷の鬼子母神でお参りをし、
造花の朝顔があしらわれたなんとも可愛らしい御守りなんですよ。(これなら植物を育てるのが苦手な私も枯らさずにすみます。)
でもせっかく来たのだからと、朝顔の行燈作りをひと鉢買うことに。
4株の色の違う朝顔が植えられた鉢が主流ですから、気になる『団十郎朝顔』の入った鉢を買いました。
二代目 市川団十郎さんが「暫」の演目をしたときに着ていたお着物の色から来ているそうです。
風呂敷のような落ち着いた茶褐色で、 その柔らかく咲く様がとても綺麗でした。
これからたくさん咲くようにと、蕾がたくさんある鉢を選んで買ってきました。
そうしたら、今朝
さっそく素敵な笑顔で『おはよう』といってくれましたよ。
元気になりますね。
入谷の朝顔市は8日、今日まで!!
今日は東京は天気がよさそうですから、
浴衣を着て、ぜひとも。
沖縄地方は現在台風で大変ですね。。。
ひどくなりませんように。。
《 明日 天気に なあれ。》
まだまだ続く、わたしのソロ活動。
なんでもアリッサ:10:04
Brasil
サッカーW杯開催に加え、
2016年にはリオでオリンピックも控えるブラジル。
ブラジル音楽といったらサンバがある。
気候にも似た灼熱の太陽のようにギラギラと、陽気な雰囲気が とっても夏らしい。
でもブラジルの夏は11月~4月。
つまり、7月は冬!!!
(とはいえ、25度~30度くらいあるので一年中蒸し暑い。)
W杯の映像を見ていると、選手が大粒の汗をかいているので
見ているだけで暑さが伝わってくる。
ぷはーー
そんなブラジル音楽の中でも、
聴いていると涼しくなる音楽がある。
そう、bossa nova
リオデジャネイロ生まれ
サンバにアメリカ由来のジャズが影響を与え
ギターなどのモダン奏法に
小声でささやくような歌唱法
独特のジャンル。
ボッサ=粋な
ノヴァ=新しい
という意味があるとか。
リオの富裕層を中心に人気が出たとな。
そのボサノバの生みの親が
ジョアン・ジルベルトとアントニオ・カルロス・ジョビン
今年はアントニオ・カルロス・ジョビンの没後20年という記念年だそう。
波のように押し寄せては返る、
くるくると回るようなリズムが
木陰でゆったりしながら
愛に微睡んでいるようで
心地よい。
日本にもボサノバファンは多い。
私が小さいころ、よく母が車に乗ると小野リサさんのアルバムをかけていた。
JーPOPやROCKが好きだった私は、ボサノバではなんだか物足りなくて
退屈していたのだが、
今になって、ようやくボサノバが好きになってきて
「さては私もちょっと大人になってきたのでは...」
と、洒落くさいことを思ってみたりする。
夏の終わりを歌う曲や、音痴の歌、
海辺をゆく美しい女の子を想う歌、
鳥たちのサンバ隊の歌...
ボサノバは素朴な気持ちが音になっていて好き。
自分で歌うようになってから、
ポルトガル語でなんとか歌えるようにとがんばるのだが
やはり母国語でないし、発音もリズムも四角くなってしまってダメ。
角がとれた石ころのようにコロコロと歌いたいものだ。
ボサノバを歌う人ってのは
さぞや歌のうまい、愛を歌うシンガーが多いのだろうと思っていたのだが...
なんと、サッカーの王様と呼ばれているペレも、歌っているではないか。
ブラジルの歌姫エリス・レジーナと共に。
『Perdao nao tem』
しかも、ペレ自身の作詞作曲。
愛する人よ、行かないで。後になったら許してあげないよ
という内容みたい。(何を許さないのか気になるところ。)
ペレも甘く囁きながら歌います。
「あ、頭が真っ白になって...」
※それは、ささやき女将です。
歌はうまい下手ではなくて、やっぱり気持ちですね♪
☆★☆
それはそうと。
今週の『高田純次 毎日がパラダイス』のゲストは
ボサノバ歌手の小野リサさん!
ちいさい頃から聴いてきた大物アーティストに加納、緊張しきりでした。
明日水曜日まで。
まだまだブラジルが、"あつい!"