むかしむかしのラクガキのお話をしよう。
小さい頃から、ラクガキするのが大好き。
新聞の折り込みチラシに裏が白いものを見つけては
飽きるまで絵を描いた。
小学校 低学年のころ、父から初めてアルファベットを習ったとき
自分の名前を英語で書けるのが嬉しくって、
家の壁に書いてしまった。 しかも、ボールペンで。
母から「壁に書いたの、あーちゃんでしょ!!」と怒られ
『しらなーい。私じゃないもん』と、しらをきったのだが...
なんと アルファベットのSが、逆になっていて
それが何よりの証拠となってしまった。
授業中はノートや教科書の端にラクガキしては隣の子と笑い、
絵の交換日記なんていう、ちょっと痒いようなものもやっていた。
大学の眠い授業は、だいたいその教授の似顔絵を描いたし、
先輩アナウンサーの似顔絵を描いて、なんとなく褒められたこともあった。
生きてきた中で、なんとなく、絵がずーーーっとそばにあった。
先日、朝起きた時に ふと頭の中に画が浮かんだ
『いつものニワトリ』
夜明け前、ふと目が覚めてしまったときにだけ現れる書斎。
どうしてもそのイメージを自分の中から出力したくって
スケッチブックに全部吐き出したら 自分でもびっくりするくらいすごい絵ができた
物語が始まるような気がした。
色をつけるのは苦手だから 全部白黒。 シャーペンひとつ。
あとは、見る人に色はつけてもらう。 いつもそう。
その勢いでもう一枚描いた。
『この棚、どこに置く?』
いつもわけがわからない絵が多い。
そんなこんなで、この絵を高校時代の友達にみせたら、
「上手! 私、ありさちゃんが描いてくれた6コマ漫画、まだ持ってるよ!」
という話になった。
えー らくがきはよくしたけど、そんなの、描いたっけな???
と思いながら、その漫画の写真を送ってもらった。
右開きの小さな本 (学校でもらったプリントの裏紙w)
友達の授業風景を描いた簡単な漫画だった。
タイトル 『みゆきの1日』
...かなり、悪意があった。
みゆきちゃん、ごめんww