『マイナス・プラスのお話』
先週末は、カラダのメンテナンスに時間を使う。
そう決めていたのです。
金曜日は皮膚科へ。
土曜日は眼科へ。
日頃酷使しているカラダを少しは労わってあげないといけませんからね。
とはいっても、眼科の目的は「コンタクトレンズを買うため」でございまして、
たいして眼のために何かしてやっているわけではございません。
度数を眼科で計り、レンズの具合をみてもらい、めでたくコンタクトレンズが購入できるという運びでございます。
私は小学生のころから目が悪うございまして、
「メガッチング」というわけがわからぬあだ名がついていたこともありました。
中学校の身分証明書を見ると、まさにその顔は「女版 わくわくさん」でありました。
こりゃ、ゴロリもびっくりです。
中学2年生で、いわゆる「ホントの私、デビュー!」をいたしまして、
コンタクト生活がはじまりました。
まぁ昔から近視で。
いろいろなトレーニングでなんとか視力を回復させようと親がいろんな策を薦めきましたが、どれもあえなく撃沈でございました。
テレホンカードの小さな穴から遠くを眺めるという謎のトレーニングもしました。
今の若い子は、テレホンカードなんて知らないんでしょうねぇ。
私も時代を感じる瞬間です。
で、眼科で視力の検査をしていただきまして。
物腰柔らかいおじさま看護師が『あ~近眼だねぇ~』と尾木ママのような口調で言ったものですから驚いて、
でも「(今さら近眼だといわれてもね。知ってますとも。)」と思ってしまうひねくれた私なのであります。
視力を計るときに誰もが見る「C」
右!左!上!下!
開いている方向を言うわけでありますが、コンタクトをはずした私は一番大きいCでも見えないのです。
「これはどっちかわかりますかぁ?」
と相変わらず丁寧に物腰柔らかくいう尾木ママ風看護師さんに
『まるで見えません。』
と、はっきりと低音で答えた私。
一から丁寧に検査していただけるのは、このご時世?ありがたく思わなくてはいけませんね。
そんなこんなで検査を乗り越え、めでたくコンタクトにありついた私。
「コンタクトレンズ、つけて帰られますか?」と女性看護師さんが言うものですから、お願いしますとこちらも丁寧に言ったんですよ。
だいたいわたくし裸眼で視力0.03とかですから、
裸眼で帰宅は無理なのです。
だから、出していただくコンタクトレンズの度数はかなりきついんですよね。
-5.25とかです。(左右で度が違うのですけど。)
いつもと同じコンタクトレンズを、手慣れた手つきで眼に装着してゆきます。
右目、そして左目。
するとどうでしょう。
まったく前が見えないではありませんか。
眼を開いたままプールに入ったときのように、
辺りがぼんやり、ふわふわ。焦点があわない世界。
どうしたもんかと、私のコンタクトの入れ方が悪かったのかと不安になりながら、
看護師さんに『み、見えないんですけど!』と告げると
看護師さんも あたふた。
「え!そんなはずは!度数も、指定されたものと一緒ですし!」
ぼんやりした世界をうろうろしながら、手元にあったコンタクトレンズの入れ物を見ると
そこには「―4.75」の度数ではなく、「+4.75」の印字が。
『プラスになってますよ!!!!!!』
あら!ごめんなさい。すぐ取り替えます!となりまして、ぼやけた世界から戻ってくることができました。
やれやれです。
でも面白いもんで、「+4.75」の度数も、どこのだれだか知らないけど ぴったりしっくりくる人がいるんでしょうね。
人間ってのは面白いもんです。足したり、ひいたり。
常に足すことがいいことだとは限らない。
「オシャレは引き算」なんて言いますしね。(ちょっと別物?)
足したり、ひいたりしながら、
不完全な自分をいかようにも演出できるのです。
試してみてわかることです。
コンタクトレンズの1日の使用時間を聞かれ、
『8時くらいから夜の11時くらいまで』と言った私に
「んーコンタクトレンズは15時間以上、なるべくつけないでね。」と先生。
先生 「それと、コンタクトレンズをつけたまま寝ちゃうとかしてないよね?」
私 『......。』
先生 「論外だからね。」
カラダは労わってあげましょうね。
写真は、
先日「福井謙二グッモニ」にゲストで来ていた、戸越5丁目町会のゆるきゃら『とごっちょ』
カラダを大きく作りすぎて、ラジオスタジオに入れないんだとか。
...足しすぎも、場合によってはおいしいですね♪
すごくかわいかったので、記念写真。
なんでもアリッサ:14:48
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