文化放送番組審議会概要報告
 第319文化放送番組審議会は、平成17年6月28日に行われましたが、議題として
 「くにまるワイドごぜんさま〜」を審議し、各委員から次の様な意見が出されました。

○ 野村さんが独りになって、パーソナリティとして個性がでていない。同じトーンで喋っ
  ているので、途中で曲が欲しい。ゲストの遅刻をネタにするのは納得できない。11時
  台の音楽のコーナーも選曲に統一感がない。リニューアルは成功していない。野村さん
  がもっと飾らないで、技術に頼らず中年男パーソナリティの凄みみたいなものを出して
  いく方法をとらないと、今のままでは厳しい。
○ 邦丸さんは確かにうまい人で、邦丸さんを全面に出す事はそれなりに理解できるが、全
  体的に色気 艶気がない。退屈だ。やはり長時間の番組には女性の声が必要ではないか。
  邦丸さんがマンネリ化してきた。聴取ターゲットが誰なのかわからない。「今日もごぜ
  んさま〜」の“ごぜんさま〜”の意味が解らない。本来の意味と違う使い方だ。その他に
  にもコーナータイトルに使い方の間違った言葉がある。疑問だ。この時間帯、他局の番組
  のスタートが午前8時半なのにQRだけ午前9時スタートなのか。疑問だ。TVの場合
  だと30分遅れるとチャンネルを取られてしまい、そのままになってしまう。新聞のラ
  ジオ欄の表記で、カナばかりで見にくいので工夫が欲しい。
○ 聴取者とのやりとりが、ファクスやメールを読むだけで聴取者と電話で直接やりとりが
    ないことと、現場の音がないので、聴いていてメリハリがなく、3時間疲れた。
○ 前回より聴きやすい。邦丸さんに焦点をあてたのはすっきりして、リニューアルは成功。
  ただ、3時間となると、単調さが目立つ。構成に工夫が必要。前半に曲がないのは不満。
○ 邦丸さんの語りは非常に成熟している。11時台が印象に残らない。邦丸さんがもう少
  し自由に喋る事のできるコーナーを作ったら良い。全体的にはバランスは良い。
○ 独り喋りは単調になる。独り喋りは話している方も疲れるが聴いている方も疲れる。
  予算の関係があるのなら、アシスタントに日替わりで局の女性アナウンサーを起用した
  ほうが良い。タイトルを変えた方が良いコーナーがある。コメンティストの人生相談
  をやってみたら良いのではないか。
○ 定時ニュースは邦丸さんが読んだらよい。日替わりコメンティストにコーナーだけでな
  く通しでいてもらったら良い。11時台にメリハリをつける名物番組を創るべきだ。
○ 楽しかったが何も残らなかった。“ごぜんさま〜”は意味が違う使い方だがゆるす、でも
  “コメンティスト”はゲストでよい。ラジオショッピングが耳に付く。
○ 余りに細切れ過ぎる。コーナーの必然性が感じられない。全体的にいらないものがある。
  番組のうねりがつかめず何でこういうふうに3時間もやっているのか疑問だ。

第319回 文化放送番組審議会の出席委員は以下の方々です。
    黒井千次委員長・加藤タキ副委員長・荒川洋治委員・四方洋委員・白井勝也委員、
    寺尾睦男委員・弘兼憲史委員・松永真理委員。(レポート出席)松尾羊一委員。

                              文化放送番組審議会事務局

    番組審議会議目次

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