文化放送の平日朝ワイド番組『くにまるジャパン 極』。パーソナリティは野村邦丸さん、月曜～水曜のパートナーは西川文野アナウンサーです。
2月10日（月）は、ゲストにタレントの中村ゆうじさんが登場。中村さんが得意とするパントマイムのことや、中村さんが出演していたテレビ番組「TVチャンピオン」の話題などで盛り上がりました。
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中村ゆうじ「パントマイムは欧米人のものだ」
中村さんは高校卒業後、劇団付属養成所のテアトル・エコー（現エコー俳優声優アカデミー）に入所したそうです。その後、あるきっかけからパントマイムの道を志したのだとか。
そのきっかけとは、パントマイムを教えにきたドイツ人のロルフ・シャレさんと出会ったこと。中村さんはロルフ・シャレさんのパフォーマンスに感動し、「これは絶対に身につけないといけない！」と思ったそうです。また、日本とヨーロッパでパントマイムの扱いが違うことを説明します。
中村 パントマイムって、日本ではすごい芸術的と思うかもしれませんけど、ヨーロッパでは最下層の芸人なんですよ。
邦丸 え、そうなんですか？
中村 そうなんです。日本でいう（獅子舞や猿回しなどの）「門付芸（かどづけげい）」みたいに舞台に立てない、道端芸をしてお金をもらう芸なので。劇場の中に仕事として入っていけないんですよ、あまりにも下世話だから。
邦丸 えー。
中村 日本では芸術みたいにとらえられていますけど、そういうものじゃないですよ。
中村さんはパントマイム修業のため、単身パリに渡った経験もあるそうです。本場のパントマイムに触れて「パントマイムは欧米人のものだ」と感じたのだとか。
中村 （パントマイムは）欧米人の生活そのものからでてきたものだから。俺たちがやっても、ただの猿真似としか思えないですね。だから、すごく落ち込みました。（中略）例えば歌舞伎の中に外人さんが一人入っていたら、どう転んだって馴染まないでしょ？ それと同じことですよ。
邦丸 そこまで違うものですか！
中村 はい、違います。
日本に帰国した中村さんは「パントマイマーを名乗るのをやめよう」と思うほど落ち込んだそうです。しかし、「子どものころから習っていた武道の動きを基礎として、パントマイムを組み立てようという思考の転換があった」と、パントマイムを続けるきっかけも明かしてくれました。
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「ギャル曽根」は中村ゆうじが命名！
話題は、中村さんがMC、レポーターを務めたテレビ番組「TVチャンピオン」へ。中村さんにとって、この番組は「人生の大きな出会い」だったんだとか。また、「自分が面白い」ではなく「素人さんを、どう面白く映してあげるか」を先に考えるようになり、気づかいの方法が変ったと話します。
続いて、タレントのギャル曽根さんが話題に。ギャル曽根さんが有名になったのは、「TVチャンピオン」の後継番組「元祖!大食い王決定戦」がきっかけだそうです。中村さんは、この番組のMCを務めていました。
邦丸 そもそもギャル曽根さんって、名付け親が中村ゆうじさんなんでしょ？
中村 そうです。出会った瞬間からギャルでした。ゼッケンに「曽根菜津子」って書いてあったんで、「ねぇ、ギャル曽根って呼んでいい？」って聞いたら「いいですよ」って。それで「ギャル曽根」って呼ぶようになったんです。
邦丸 ギャル曽根さんは、最初どうでした？ 当時は「ギャルがそんなに食べないだろう」って思うから、意外性やギャップがあったんじゃないかと。
中村 そうです、そうです。
邦丸 実際、目の前で見ててどうでした？
中村 もう、バンバン食べます。バンバン食べるし、あの子はカメラ回っていないときでもよく食べるし。ロケが終わって、みんなでメシ食いに行くんですよ。
西川 え？ え!?
中村 いや、そうなんですよ。試合してても、ロケが終わったら、みんなで夕飯食べに行くんです。試合と夕飯は、また別なんですよ。
西川 大食い対決に出ていた方も、行かれるんですか？
中村 そうです。そういうところでね、（ギャル曽根さんは）他人が残したものをみんな集めちゃうんですよ。「持って帰って自分で食べる」って言って。まぁ、お見事でしたね。
邦丸 全員そうなんですか？ 大食い王になるくらいの人たちは、カメラが回っているとき以外は食べないとかじゃなくて。
中村 食べます、平気で食べます。
中村さんは「大食い王決定戦」の舞台裏を明かしてくれました。
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