皆さんこんにちは。
アニメ文化研究会担当スタッフです。
今回のアニメ文化研究会はいかがでしたでしょうか?
10月5日更新分、『氷川竜介のアニメ文化研究会』第49回は、
『「Project Itoh」第1作、『屍者の帝国』特集!』
と言う研究テーマでお送りしました。
今回はノイタミナムービー第2弾として公開される「Project Itoh」の第1作、『屍者の帝国』を特集しました。
「Project Itoh」とは2009年に34歳の若さでこの世を去った小説家、伊藤計劃さんの小説をアニメ化するというプロジェクトで、第1作目として『屍者の帝国』が10月2日から公開されています。
『屍者の帝国』は伊藤計劃さんが亡くなる直前に手がけていた遺作で、冒頭の草稿30枚だけが遺されていたものを、伊藤さんの友人であり小説家の円城塔さんが遺族の承諾を得て書き上げた作品です。
フランケンシュタインが遺した死者蘇生の技術が発展した屍者が存在する19世紀の世界を舞台にして、実在の人物や創作の登場人物などが登場するバスティーユ小説となっています。
その小説を原作に『ハル』で監督を務めた牧原亮太郎さんが監督を担当し、キャラクター原案はredjuiceさん、アニメーション制作は『ハル』や『進撃の巨人』などを手掛けてきたWIT STUDIOがそれぞれ担当して製作されたのが本作になります。
あらすじとしては、
"死者蘇生技術"が発達し、屍者を労働力として活用している19世紀末。
ロンドンの医学生ジョン・H・ワトソンは、親友フライデーとの生前の約束どおり、自らの手で彼を違法に屍者化を試みるが、諜報機関「ウォルシンガム機関」の知られてしまい、ワトソンはその技術と魂の再生への野心を見込まれ、100年前にヴィクター・フランケンシュタイン博士が遺した、まるで生者のように意思を持ち言葉を話す最初の屍者ザ・ワンを生み出す技術が記されているという「ヴィクターの手記」の捜索を命じられる。
こんな感じで始まります。
タイトルとあらすじからはちょっと難しい作品なのかと思いがちですが、本当はアクション満載の冒険活劇です。
ど派手なスチームパンク作品がお好きな方は必見ですね。
「Project Itoh」では同じく伊藤計劃さんの作品、『虐殺器官』、『ハーモニー』も公開される予定です。
そちらも是非チェックしてみてくださいね!
番組では皆さんのメールをお待ちしています。
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メールは題名に『アニメ文化研究会』宛とかいてお送りください。
どんなものでも構いません。
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「最近こういうアニメが多いけど何で?」といった素朴な疑問まで、
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それではまた、次回お会いしましょう!