皆さんこんにちは。
アニメ文化研究会担当スタッフです。
今回のアニメ文化研究会はいかがでしたでしょうか?
9月21日更新分、『氷川竜介のアニメ文化研究会』第48回は、
『「リトル ウィッチ アカデミア 魔法仕掛けのパレード」特集!』
と言う研究テーマでお送りしました。
今回は10月9日から2週間限定公開される「リトル ウィッチ アカデミア 魔法仕掛けのパレード」を取り上げました。
本作は「アニメミライ2013」の1作としてトリガーが製作された「リトル ウィッチ アカデミア」の続編にあたる作品です。
「アニメミライ」とは文化庁が委託した団体によって行われる若手アニメーター育成プロジェクトで、2013年度までは一般社団法人日本アニメーター・演出協会(JAniCA)が、2014年度より社団法人日本動画協会が行っています。
そのアニメミライの2012年度「アニメミライ2013」でゴンゾ製作の『龍 -RYO-』、ZEXCS製作の『アルヴ・レズル -機械仕掛けの妖精たち-』、マッドハウス製作の『デス・ビリヤード』の3作品と共にトリガーが製作したのが『リトル ウィッチ アカデミア』です。
ちなみに「アニメミライ」は今年度は「あにめたまご2016」という名称に変更されて公開される予定になっています。
そちらもチェックしてみてくださいね。
さて、アニメミライ2013から誕生した「リトル ウィッチ アカデミア」ですが、続編を製作するためにクラウドファンディングを利用しました。
クラウドファンディングとはインターネット経由で広く一般から出資を募集し、それによって商品を製作するというものです。
本作はクラウドファンティングサイト『Kickstarter』を利用し、開始から5時間で目標額の15万ドルに達成し、8月8日までの一ヶ月の募集期間で総額62万5518ドル(約7400万円)を調達しました。
そして製作されることになった「リトル ウィッチ アカデミア2(仮称)」が『リトル ウィッチ アカデミア 魔法仕掛けのパレード』と改称され、本作が公開されることになりました。
この試みは面白いですよね。
自分が好きな作品、または期待する作品に対して、インターネットを通して一般人が投資できるということ。
つまり今までは企業スポンサーの出資で製作されていたアニメ作品も、一般人の出資によって完成させることができるという前例となったというわけです。
個人的に期待することは、今までスポンサーや資金回収の問題で続編が製作されなかった作品であっても、一般の出資によって続編が登場するかもしれないということですね。
自分が面白いと思って応援していた作品が、クラウドファンディングによって出資を行い、また自分を楽しませてくれる。
続編ではなかったとしても、本当に良いと思われる作品は、出資を受けて世にでることができる。
そこはこれからのアニメ業界に新しい影響を与えるかもしれませんね。
そんな色んな試みによって誕生した本作ですが、単純に魔法少女学園モノとして楽しい作品です。
是非チェックしてくださいね。
番組では皆さんのメールをお待ちしています。
氷川さんにアニメにまつわる聞きたいこと、特集して欲しいテーマなどどしどしお送りください。
メールは題名に『アニメ文化研究会』宛とかいてお送りください。
どんなものでも構いません。
「このアニメ好きなんだ~」といった好きなアニメ作品について、
「最近こういうアニメが多いけど何で?」といった素朴な疑問まで、
何でもお送りください!
それではまた、次回お会いしましょう!