4月13日放送
『なかじましんや 土曜の穴』のゲストは
創刊から45年の演芸専門誌
『東京かわら版』編集長の
佐藤友美(ともみ)さん。
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愛読していた『東京かわら版』編集部で
アルバイトとして働き始め、
そのまま社員となり、
編集長にのぼりつめた佐藤友美さんに
落語初心者向けの
寄席の楽しみ方を伺いました。
■ 寄席の基礎講座 ■
「寄席」は初心者でも
ふらりと行って楽しむことができます。
落語だけでなく、合間に漫才や奇術など
「色物」と呼ばれる芸があり、一度に
多種多様な芸を楽しめるのも魅力。
「定席」(じょうせき)と呼ばれる
常設の寄席は東京に5か所あり
ほぼ毎日、興行が行われています。
・新宿末広亭
・鈴本演芸場(上野)
・浅草演芸ホール
・池袋演芸場
・国立演芸場(永田町駅より徒歩5分)
特別興行を除き、通常は予約不要で
いつでも好きな時に足を運んで
気軽に楽しめます。
「昼の部」「夜の部」
それぞれ異なる15~16組が高座に上がり
持ち時間は15分程度、
トリをつとめる落語家は30分。
木戸銭(入場料)は2~3千円程。
『東京かわら版』(最新号)持参で
割引を受けられます。
また、途中入場割引もあるため
仕事帰りでもお得に楽しめるでしょう。
客席での飲食も自由です。
(佐藤)「私も末広亭に行くときは
伊勢丹のデパ地下で
『あれ買っていこう』とか
考えて行くことがあります」
(中島)「ゆるさが嬉しいね」
■ 佐藤友美さんのオススメ ■
佐藤友美さんのオススメの演者さんを
紹介していただきました。
◆瀧川鯉昇(りしょう)師匠(66歳)
◆柳家喬太郎(きょうたろう)師匠(55歳)
◆林家正楽(しょうらく)師匠
(寄席紙切りの第一人者)(71歳)
瀧川鯉昇師匠は
ひょうひょうとしていて
目をギョロつかせながら何も話さず
『忘れちゃったんじゃないか?』と
不安になるほど。
そのあとポツポツと話し始めて・・・
(佐藤)「その間も最高ですし、
基本的に
古典落語をやる師匠なんですが
淡々とやって面白く、
時に
突拍子もない単語が出てきて
ビックリする
とても素敵な師匠です」
■ 寄席に行ってみよう ■
最後に改めてビギナーの方向けに
メッセージをいただきました。
(佐藤)「いつでもやっていて
いつでも行ける、
映画よりも
時間を気にしなくてよくて、
いろんな落語家さんがいて、
ちょっと合わないな、と
思う方もいれば
最高にフィットする
噺家さんもいて、
何度か足を運んで
お気に入りの師匠がいたら
独演会とか勉強会に
足を運んでいただけたら
と思います」
(中島)「自分のお気に入りを作る
楽しみもあるよね」
■ 佐藤友美さんの著書 ■
■『ふらりと寄席に行ってみよう』
(辰巳出版/1,400円+税/2019年2月発売)
詳しくは こちら
■『東京かわら版』のウェブサイト
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