3月2日放送
『なかじましんや 土曜の穴』のゲストは
芸人とゴミ清掃員、二足の草鞋を履く
マシンガンズ 滝沢秀一さん。
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2012年、奥様の妊娠をきっかけに
定収入を得るため
お笑い芸人の仕事を続けながら
ゴミ清掃員として就職し、
昨年9月、ゴミ清掃の日常を綴った著書
『このゴミは収集できません』は
ベストセラーに。
「ゴミ清掃員が本業」と語る滝沢さんに
身近なのに意外と知らない
ゴミ清掃の世界について伺いました。
■ やっかいなゴミと 神ゴミ ■
ゴミ回収の際に、やっかいなゴミと
ありがたいゴミについて伺いました。
困るのは「袋を結んでいない」ゴミ。
ゴミ回収は、テンポよく
ゴミ収集車(塵芥車)に投入するため
開いていることを知らずに
周囲にぶちまけてしまうことに。
小さい袋(コンビニのレジ袋など)で
いくつもゴミを出されると
回収するための動作が増えて
大変なのだそうですが、
その際も、袋同士を結びつけてあると
とてもありがたいそうです。
(滝沢)「一回持ち上げると
(まとめて回収できる)
イメージ的には
『ぶどう』みたいに
なってるんですよ。
僕はこれを『神ゴミ』と呼んで
本当にありがたいゴミですね」
神ゴミに遭遇すると
『出ましたよ!』と
作業員同士で喜び合うそうです。
■ ゴミでわかる、住みやすい町 ■
住みやすい町はゴミでわかる――。
「引っ越し」の予定があるとき
転居先候補の下見をする際、
可能ならばゴミボックスの中を
チェックするとよいそうです。
もし汚れていたら
管理が行き届いていないということ。
たとえば、可燃ゴミの日に
不燃ゴミが出されていると
回収されずに放置されます。
そうしたゴミが残されていれば
ルールを守らない人が住んでいる証拠。
ひとつルールを破る人は、
ほかにもルールを破る可能性があり
騒音問題などの近隣トラブルに
つながるケースもあるでしょう。
また、管理が徹底されていなければ
管理人/管理会社が
問題の解決に乗り出すことも
期待できそうにありません。
これまで、滝沢さんが
こうした話を紹介すると
『本当にその通りだった』
『管理人さんが動いてくれなかった』
と共感を得られる機会が
多かったそうです。
(中島)「普段、きれいにしてると
使う方も
乱暴にしないですよね」
(滝沢)「集積所を見ることは
大事だと思います、
引っ越す時に」
滝沢さんの経験上、
治安が悪いと言われている地域の
ゴミ集積所は
汚れていることが多いそうです。
■ ゴミ清掃の仕事が好き ■
お笑いとのダブルワークのメリットを
次のように語る滝沢さん。
(滝沢)「『お笑いでスベっても明日
回収頑張ればいいや』
『回収でイヤなことがあったら
お笑いでネタにしてやろう――
と思えるんで、気持ちの
バランスが取れますね」
清掃員の仕事は「やりがい」があり、
今後
お笑いの世界でブレイクしても、
ずっと続けるそうです。
(滝沢)「芸能界、
安定しないじゃないですか。
やっぱり、
この仕事好きですね。
僕はゴミ清掃という仕事が。
最初はイヤイヤで
始めたんですけど
やればやるほど
奥深いなと思いますし、
周りの方も
みんなやさしいですし」
■ 滝沢秀一さんの著書 ■
■『このゴミは収集できません
~ゴミ清掃員が見たあり得ない光景~』
(白夜書房/1,300円+税/2018年9月発売)
詳しくは こちら
マシンガンズ滝沢秀一さんの
最新情報は
太田プロダクションのウェブサイト
ご覧ください。
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