2月16日放送
『なかじましんや 土曜の穴』のゲストは
グラフィックデザイナーで
居酒屋評論家の
太田和彦さん。
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日本各地の居酒屋をめぐり、
1990年に初の著書『居酒屋大全』発表、
その後も数多くの
居酒屋関連の著書が出版され、
テレビ番組でも活躍中の太田さん。
居酒屋探訪の第一人者として
この道を究めた太田さんならではの
「居酒屋」の楽しみ方を伺いました。
■ いい居酒屋の条件 ■
太田和彦さんにとって
いい居酒屋の条件は
【いい酒・いい人・いい肴】の
三原則に加え【歴史】があること。
(太田)「古く続いている店は
間違いがない。
そこだけにしかない
居心地を持っている。
それは貴重なもので・・・」
知らない土地でのいいお店の見つけ方は
◆古い繁華街(昔栄えていた場所)で探す
◆2階が住居、1階が店舗の
家族経営のお店は間違いなし!
◆夕方、開店30分前から
地元の人が並んでいる店はベスト!!
■ オススメの居酒屋 ■
日本三大湯豆腐=温奴を提供する名店を
紹介していただきました。
◆横須賀・『大衆酒場ぎんじ』
◆伊勢・『一月家』
◆京都・『井倉木材』
(昼は材木店、夜は立ち飲みのお店)
(太田)「これだけを食べに(行く)
目的で新幹線に乗る
価値がありますね」
居酒屋が目当ての旅行をする場合は
少なくとも『2泊』するのが太田流。
その街に住んでいるような
気分になることが大切で、
到着日の夜に飲み、翌日帰ったのでは
その街に住んだことになりません。
日中はその街の繁華街を歩く
"ロケハン"をして
夜に訪れるお店を3軒決めましょう。
(中島)「豊かな時間が流れてますね」
いい居酒屋に遭遇する確率は2割5分くらいだそうで、
一つの街でいいお店を2軒見つけたら成功でしょう。
居酒屋を探訪して30年以上の太田さんが
たどり着いた境地は『個に帰る』こと。
(太田)「自分一人にかえる
貴重な時間ですね。
大勢がいる中で『個』を楽しむ
群衆の中の孤独・・・
これが一番落ち着いて――。
結局、死ぬ時は一人なんだから
その練習をしておく――。
それがたどり着いた
居酒屋の良さだね。
だから一人酒を勧めますね。
自分を見つめて、
最初は見つめてるんだけど、
そのうち酔っぱらって
無の境地に至る――
それが素晴らしいんですよ」
(中島)「個を見つめ、無に至る!」
■ 太田和彦さんの最新情報 ■
■著書『居酒屋へ行こう。』
(ポプラ新書/820円+税/2018年12月発売)
詳しくは こちら
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