12月22日放送
『なかじましんや 土曜の穴』のゲストは
自衛官の 林田賢明(よしあき)さん。
♪♪ ポッドキャストで聴く ♪♪
今、話題の本『自衛隊防災BOOK』は
売り上げ22万部を超え
出版社に読者からの感想が
多く寄せられているそうです。
『自衛隊防災BOOK』を作る
きっかけとなった公式動画サイト
「LIFEHACKチャンネル」も
担当されている
"危機管理のプロ"林田さんに
いざという時、
知っていれば危険を遠ざけられる
知恵や方法を教わりました。
■ いざという時のために ■
◆ 地震が起きた時に、取るべき行動
●落下物がないか「上」を確認する
(林田)「ガラスが落ちてきたり、
物が割れてきて
倒れてきたりというのが
非常に危ないので、
縮こまることなく、まずは
周りを見ていただく、と」
●脱出経路(出口)を確認
●エレベーターの中で地震が起きたら
すべての階のボタンを押し
止まった階で降りる
◆ 必要な物がない時に、切り抜け方
●缶切りがない場合
缶切りが必要な缶詰を開ける際
缶のフタの部分をアスファルトや
コンクリートなどゴツゴツしたものに
こすりつけると、接合部分が削れ
フタがきれいに開く
●ろうそくがない場合
ろうそくの芯の代わりとなる
綿の糸、ティッシュペーパーなどで
こよりを作り
バター、ツナ缶などに刺して
火をつける
●停電時、懐中電灯をランタン代わりに
コンビニ袋を
懐中電灯の上にフワっとかぶせると
懐中電灯の灯りが乱反射して
全体を照らすランタンのようになる
◆ 今、しておくべき備え
●建物の中で
背の高い家具や本棚を
入り口付近に置かないようにする
⇒ 倒れてドアがふさがることを防ぎ
出口を確保できる
●枕元に置いておくとよいもの
懐中電灯
スリッパ
(割れたガラスで足を怪我しないため)
笛(救助を呼ぶ)
●非常持ち出し袋に
入れておくとよいもの
非常食のほかに
スイーツ缶詰
(カップケーキ、デザートの缶詰など)
(林田)「非常食の生活が続きますと、
心も元気が
なくなっていくんですけども、
甘いものを食べると
笑顔になると思うんですが、
心の意味でもそうですし、
糖分を取って
エネルギーに変えるという
2つの意味で
オススメしております」
●確認しておくべきこと
自宅・職場の近くの避難場所
公衆電話の設置場所
■ 持ち歩いているもの ■
普段から
身を守るためにカバンに入れて
持ち歩いているものを
教えていただきました。
◆1日分の着替え
◆手ぬぐい(止血にも使える)
◆マスク・常備薬
◆笛(救助を呼ぶ/危険を知らせる)
◆手帳(連絡先を記載)
連絡先・電話番号などの情報が
スマートフォン/携帯電話に
データが入っている場合
電源がなくなったときに
連絡先がわからなくなってしまいます。
どのような時でも確認できるように
大切な連絡先は
手帳に書いておくとよさそうです。
■ 冬の注意点 ■
車に積もった雪を落とす際の
注意点は
「車の前後に雪を落とさない」
⇒(前)出られなくなるため
⇒(後)排気口を塞いでしまう
車の横に
(ドアが開くように)雪を落として
前後を雪で塞がないようにしましょう。
■ 『自衛隊防災BOOK』 ■
■マガジンハウス
■1,200円+税(2018年8月発売)
詳しくは こちら
(中島)「これを見るだけでも
被害減りますよね?」
(林田)「知っておくだけで
身を守ることに
なるかと思います」
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