10月27日放送
『なかじましんや 土曜の穴』のゲストは
ホイチョイ・プロダクションズ 代表の
馬場康夫さん。
♪♪ ポッドキャストで聴く ♪♪
馬場康夫さんが監督を務めた
"ホイチョイ3部作"ともいわれる映画
『私をスキーに連れてって』
『彼女が水着にきがえたら』
『波の数だけ抱きしめて』や
書籍『見栄講座』
『東京いい店やれる店』などで
バブル期や、その時代の若者たちの
ライフスタイルに大きな影響を与えた
ホイチョイ・プロダクションズ。
(初期はホイチョイ・プロダクション)
そしてこの秋に、新刊
『ホイチョイの リア充王
遊びの千夜一夜物語』(講談社)が
発売されたいま馬場さんが
わたしたちに指南してくれることとは?
■ 映画よりも ブームが先 ■
ホイチョイ三部作によって、スキー、
スキューバダイビング、サーフィン
それぞれのブームを牽引したとも
言われていますが
馬場康夫さんによるとそれは
逆なのだそうです。
(馬場)「スキーの力を借りて
映画を当てようっていうのが
最初です。その時、
スキー流行ってましたもん」
(中島)「でもね、
トレンドの最先端を行って、
馬場さんがやったものは
みんなが
追いかけていくんやないか
という、そういう図式は、
なくもなかったです。
でも実際は、
馬場さんの戦略としては
逆やったということですね」
■ 今こそ レジャースポーツを! ■
スキーをはじめ
かつて人気のあったスポーツの多くが
参加人口を大幅に減少させています。
◆ 1994年と2016年の比較
スキー:1,860万人→ 330万人(82.3%減)
サーフィン:140万人→ 30万人(78.6%減)
ゴルフ:1,440万人→ 550万人(61.8%減)
テニス:1,380万人→ 570万人(58.7%減)
いずれも大幅に減少。
バブル期よりも
施設の混雑は緩和され
利用料金もリーズナブルに。
さらに、道具は進化。
カービングスキーが開発され
横ズレの少ないターン
"カービングターン"が
簡単にできるようになり、
ロッカースキーの登場により
短いスキー板を履いた時のように
扱い易くなりました。
こうした道具の進化によって
かつて、上達するまで時間がかかった
スキーは、すぐに楽しめるように。
これらの恵まれた状況を活かして
いまこそ再びかつてブームになった
スポーツを楽しむべき――との理由で
発売されたのが
『ホイチョイのリア充王』
(馬場)「安く便利に快適になって、
空いてるって、
『なんで、やらんの??』
って感じ、すごいします・・・
ということを書いた本です」
■ "映え"を狙う 楽しみ方 ■
(馬場)「こんな
"映える"ものないですよ、
スキューバダイビングとか
スキーとか」
スキーをカッコよく滑ればモテたのは
ゲレンデに人が大勢いた頃の話。
スキー客の減少により、昨今は
"映え"が目的の人が多いようです。
(中島)「見てくれる人がネット上に
大勢いるということやね。
だからネット上がいわゆる
"ゲレンデのカフェテラス"に
なってるわけですね」
(馬場)「自分が"こうやってる"
ということを
上げる(投稿する)のは
意外とダサくて
インスタグラムで重要なのは
世界観」
インスタグラムなどSNSでは
スキーやサーフィンなどで
『俺、すごいだろ』と言わんばかりに
自らを被写体とした写真ではなく、
素晴らしい景色/世界観を
見せる傾向が強いようです。
さらに、
アクションカメラ「GoPro」が登場。
本体サイズの小ささと画質の高さにより
身に着けた人の視点に近い映像を
撮影できるため、スポーツシーンで
多く使われています。
(馬場)「それは自分のフォームを
見せてないじゃないですか。
素晴らしい海の波、
スキー場の新雪の上を
(見せている)」
■ ホイチョイの リア充王 ■
■『ホイチョイの リア充王
遊びの千夜一夜物語』
著:ホイチョイ・プロダクションズ
(講談社/1,600円+税/2018年9月発売)
詳しくは こちら
■ ♪♪ ポッドキャストで聴く ♪♪
(ブラウザで直接再生)