6月30日放送
『なかじましんや 土曜の穴』のゲストは
町歩きライターで、今年5月に著書
『東京「裏町メシ屋」探訪記』が
発売されたばかりの
刈部山本さん。
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"普通のお店"で提供される
何でもないような料理に惹かれるという
刈部山本さんに、オススメの町歩き&
旨いものをご紹介いただきました。
▲刈部山本さん (撮影/吉澤健太)
■ 板橋でしっとりチャーハン ■
「町中華」という言葉が
近年、定着しつつあります。
おもに駅前商店街、あるいは住宅街で
長年、営業を続ける
個人経営の中華屋さん。
ラーメン専門店とは異なり、
多彩なメニューが特徴で、
中でも「チャーハン」は
炊き立てのご飯と、
油に動物性のラードを使用するのが
定番といえるでしょう。
"パラパラチャーハン"ではなく
コッテリしていて、パンチがある、
"しっとりチャーハン"
(刈部山本)「そういうチャーハンの方が
普段から馴染みが
あるんじゃないかと」
東京・板橋区には、そんなチャーハンを
提供する中華屋さんが数多くあります。
刈部山本さんが特にオススメするお店は
「かさま」(板橋区本町25)
昭和文化遺産というべき外観&内装で
メニューは、ラーメン、チャーハン
などのほか、丼ものや洋食まで
幅広く充実しています。
オススメメニューは「ソースかつ丼」で
お店のご夫妻が旅先で
おいしいソースかつ丼に出会い
メニューに追加したそうです。
▲(左)ソースかつ丼 (右)チャーハン
■ 花街・向島の デカ盛り! ■
墨田区向島界隈は、昔ながらの
料亭や町工場がひしめく町。
「角萬 向島店」(墨田区向島3丁目)は
"蕎麦屋界のラーメン二郎"的存在で
麺は【打ち立て・極太・てんこ盛り】。
人気メニューは
「冷やし肉南蛮そば」だそうです。
「味の横綱」(墨田区東向島2丁目)は
タンメンの野菜がてんこ盛り!
(刈部山本)「普通盛り頼んだはずなのに
もやしが
"山"になってるんです」
放送ではそのほか
JR新橋駅~上野駅間に今も残る戦前の
レンガ造りの【ガード下】の空間の
楽しみ方、オススメのお店、
さらには【公営競技場のグルメ】などに
ついてもご紹介いただきました。
■ 気になった店には入ろう ■
刈部山本さんから、お気に入りのお店を
見つけるためのアドバイス!
グルメ情報が氾濫する昨今、
メディアを通じて知った名店に
行くのもいいですが、そのお目当ての
店の近くや途中で偶然
【気になるお店】が
見つかることもありま。
その場合は、後日あらためて
足を運んでみましょう。
(刈部山本)「休みの日でも、行ってみて
ほしいんですよね。誰かに
教わったものじゃない、
自分の楽しみ方、
町歩きをすると、
いいリフレッシュに
(なると思います)」
(中島)「うまいメシ屋を見つけるコツは
とにかく気になるところに
入ってみる、と?」
(刈部山本)「古いお店っていうのは、
愛されてるから、長く
やれてるわけですよね。
理由があるはずなんです」
老舗のお店は、
新しくオープンしたお店と比較して
(味の好みに個人差はあっても)
期待外れに終わることは少ないはず。
(刈部山本)「店の空間を含めて――、
町に集まっている人を
含めて、味わうというのが
コツだと思います」
(中島)「情報過多の時代に、自分なりの
楽しみ方を見つけることが
一番の楽しみになる
――ということですね」
■ 刈部山本さんの著書 ■
■『東京「裏町メシ屋」探訪記』
(光文社知恵の森文庫/820円/2018年5月発売)
詳しくは こちら
刈部山本さんの最新情報は
刈部山本@ガキ帝国をご覧ください。
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