3月17日放送
『なかじましんや 土曜の穴』のゲストは
言語学者で
国語辞典をはじめ数多くの
辞典の編纂に携わられた
金田一秀穂さん。
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最新刊
『日本語のへそ
ムダなようで、でも大事なもの』にちなみ
一見ムダなようで意味がある
「日本のことば」について伺いました。
■ 流行語には価値がある ■
平昌五輪で銅メダルに輝いた
カーリング女子日本代表「LS北見」の
「そだねー」を分析――
「YES」の意味ではなく
「聞いている」という返事で
議論をしているわけではない。
(金田一)「すごく"仲良し"というか
とてもうまくいってるわけ
ですよね。素敵ですよね」
新たな流行語が生まれると
言葉の乱れを指摘し、
拒絶する人も少なくありません。
とりわけ若者の間で広がる流行語は
"仲間言葉"であり
若さを示し合う手段。
(金田一)「その人同士が使う分には
全く問題がない。
ただ【オヤジ】は
仲間じゃないですから、
使うと恥ずかしいか、
やめた方がいい」
(中島)「流行ってる言葉使うと娘に
メチャメチャしかられます。
【マジ卍】とか言うと」
■ 【へなちょこで】いい ■
時代とともに言葉の使い方や意味が
変化することについて
金田一秀穂さんの見解は・・・
(金田一)「(言葉は)変化して、
移りゆくものなんだ、
という風に考えた方がいい。
変にポリシーとかは
なくていい――。
みんなが心地よく、
楽しく使えれば
いいじゃないか――」
(中島)「おおらかに捉えていこうよ
ということですよね。それが
"生きる知恵"でもあり――」
(金田一)「あまり、効率とか
儲けとか、利益とか、
そういうのは『もういいよ』と。
能率のことなんか忘れて
楽しんだ方が
いいんじゃない?
ゆったりと」
■ 金田一秀穂さんの最新刊 ■
■著書『日本語のへそ
ムダなようで、でも大事なもの』
(青春出版社/880円+税/2017年12月発売)
詳しくは こちら
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