10月28日のゲストは
編集者、ライターで
今月発売されたばかりの
『虎バカ本の世界』の著者
新保信長さん。
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プロ野球12球団の中でも
特に熱狂的なファンが多いといわれる
阪神タイガース 。
阪神優勝イヤーの1964年生まれ
熱烈な阪神タイガースファンの
新保さんは、タイガースが優勝した
1985年をきっかけに、目についた
阪神本は全て買うようになりました。
その中から"虎バカ"とも呼ばれる
熱狂的な阪神ファンが
勢い余って出してしまった(?)
"虎バカ本"一冊一冊の内容を解説した
『虎バカ本の世界』を発表。
(今月11日発売)
数々の"虎バカ本"の中から
一部をご紹介しました。
■ 虎バカ本 5選 ■
『虎にしびれて 歌集阪神タイガース』
(著・小杉なんぎん)
(ロングセラーズ/2010年発売)(出版社リンク)
阪神を題材にした短歌170首を収録。
著者は、タイガースファン歴40年の
コラムニスト兼漫画家
小杉なんぎんさん。
短歌としてのクオリティは謎ながら
"虎バカ"ぶりが伝わる。
しんやさんが共感したのは
『阪神の どこが好きかと 尋ねられ
それがわかれば なってはいない』
(中島)「まさにそうなんですよね」
『恋人に フラれてしまったかのような
凡打の濱中 そんな顔する』
(新保)「目の付けどころ、
するどいですよね。
『たしかに!』と思います」
『思いこんだらタイガース』
(著・松林豊)
(立風書房/1984年発売)
"ヒゲの名物応援団長"として有名な
松林豊さんの著書。
甲子園に通うため、市役所勤務から
民間企業、そして自営業へと転職を重ね
常に現場にいる人ならではの
臨場感あふれるエピソードが満載。
(新保)「応援団長ですから、見聞きした
"虎バカ"たちの生態ですとか
仲間のこととかを書いている」
『今日も明日も阪神タイガース!
――喜怒哀楽366話』
(著・近藤道郎/2002年発売)
(講談社+α文庫)(出版社リンク)
1年366日分
阪神関連の出来事を集めた本。
たとえば・・・
◆4月 1日:阪神タイガース改名記念日
◆6月12日:新庄、敬遠球打って
サヨナラの日
(新保)「覚えてますけど
日付は覚えてなかったですね」
出来事が少ないシーズンオフは・・・
◆1月 2日:タイガース福袋発売日
◆1月 4日、6日:
67年にわたる (※)
タイガースの歴史の中で
事件を見つけられなかった日
(※)2002年発売当時
『マンボウ阪神狂時代』
(著・北杜夫)
(新潮文庫/2004年発売)
タイガースファンとしても有名な作家
北 杜夫さんが、阪神に関するエッセイや
対談などを一冊の本にまとめたもの。
最も古いものは、1962年掲載の原稿。
北杜夫さんがテレビ観戦時に
"ゲン担ぎ"として
ヨガのポーズで『念』を送った――、
連勝したら『同じパジャマ』を着続けた
――といった様々な"逸話"も。
(新保)「念は送りますよね、普通ね。
チャンスになったら」
『虎がにじんだ夕暮れ』
(著・山田隆道)
(PHP研究所/2012年発売)(出版社リンク)
(幻冬舎文庫/2014年発売)(出版社リンク)
1985年の日本一から
2003年のリーグ優勝までの18年の歳月を
とある大阪の家族の姿――
"虎バカ"のおじいちゃんと
その孫を中心に描いた小説。
2014年に文庫化。
(中島)「わざわざ85年から
2003年で区切るっていうのが
"虎バカ"のメンタリティ――
たぶん、おじいちゃんの
気持ちが上がって、
どんどん下がっていって」
2005年以来、リーグ優勝から
遠ざかっている阪神タイガース。
二人の"虎バカ"の気持ちは・・・
(新保)「勝ったらもちろん
嬉しいんですけど、負けても
面白ければ、それはそれでヨシ
みたいなところありますよね。
巨人みたいに
しょっちゅう優勝してたら
面白くないでしょ?あんなの。
どこが面白いのかなぁ」
(中島)「面白くないのが
一番ダメなんですよね」
■ 新保信長さんの最新刊 ■
■著書『虎バカ本の世界』
(ワニブックスPLUS新書/900円+税)
(2017年10月11日発売)
詳しくは こちら
(中島)「本ににじみ出ている
"虎バカ"ぶりに対して
新保さんが負けじの
"虎バカ"ぶりでツッコミを
入れてるところが
これまた面白いんですよ」
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