なかじましんや　土曜の穴

もうすぐ父の日。イクメンモンキー紹介『週刊那須スタイル』

　きょうは、おサルさんと遊んで、ゾウにも乗れる！『那須ワールドモンキーパーク』の副支配人・高根澤幸恵さんに、那須ワールドモンキーパークのイクメンモンキーを紹介していただきました。

■モンパーのイクメンザル「ヨザル」のユウキくん
　ヨザルとは、オマキザルの中では唯一の夜行性のサルで、南米アマゾン周辺に分布しています。体長は30～40センチくらい、体重は600～1000グラムくらい。（夜行性のヨザルは暗いところが好きなので、スタッフのジャンパーに入るのがお気に入りでよく顔をのぞかせています。）
　そんなヨザルのオスは「動物界のベストファーザー」と言っても過言ではないほど。一夫一婦制で、決まったパートナーと一生添い遂げると言われていて、家族で群を作って行動します。

　抱っこしたり、毛づくろいはもちろん、授乳以外は、ほぼパパが面倒をみるんですよ。木から木へ移動する際や木の上でのんびりしているときでも、今年４月に生まれたばかりの「なつきちゃん」をおんぶしている姿は、さすがイクメン！って感じがします。
　一緒の展示にいるお兄ちゃんの「マサキくん」も、一緒に遊んでいるというよりも、"かわいい妹の面倒をしっかりみている"というような雰囲気。ヨザルの男たちはモテる要素をたくさん持っているようです。
　最新の研究によると、無理やり新しくペアを組んだヨザルのカップルは、一度も別れなかったカップルに比べて、産むこどもの数が少ないことが判明ました。ほんと絆がステキなおサルさんですよね。