12月3日のゲストは
イラストレーター、
アートディレクターの
安齋 肇さん。
『タモリ倶楽部』のソラミミストとして
おなじみの安齋 肇さんに
知られざる(?)本業のこと、
初めて映画監督を務めた
『変態だ』について伺いました。
■ 安齋 肇さんの本業の話 ■
お父様が肖像画家で、
家で絵を描くことが多かったという
安齋 肇さん――
(学生時代は絵に興味を失い、
運動や音楽に走ったそうですが)
桑沢デザイン研究所(専門学校)卒業後
しばらくしてデザイン事務所に入り
下積み生活を送ります。
(安齋)「三角定規洗ってました。
コーヒー淹れてました」
(中島)「本当に三角定規を洗って
ティッシュで
きれいに拭かないと
仕事が始まらないんです」
安齋 肇さんがかつて
象印マホービンのロゴマークを
手がけた際の裏話――
事務所に象印マホービンの
CI(コーポレートアイデンティティ)の
仕事が入りますが、担当者が
「大先生に頼もうと思っていた
象のマークの発注を忘れた」ことから
『安齋くん、そういえば絵描いたよね。
とりあえず出しといて』
その時描いたものが
そのまま採用されました。
(1977年~80年代)
(現在は使用されていません)
「イラストレーター」として
自らイラストを描くようになった
きっかけは・・・
(安齋)「レコードジャケットを
やりたくて・・・
(その)仕事ができるように、
レコード会社に入って、
レコード会社の人ですから
(誰に発注するか)
加減できるわけですよ。
その時『イラストは私』って
自分で絵、描いてたんです」
■ 初監督作品『変態だ』 ■
安齋 肇さんは12月10日公開の映画
『変態だ』で映画監督としてデビュー。
企画・原作は、しんやさんとは
武蔵野美術大学の同級生
みうらじゅんさん。
ポルノを紹介する番組を担当している
みうらさんが
「自分で撮ってみませんか」と
声をかけられた際
「もう原作もあるし、
主演も監督も決まってる」
と答えたことが
今回の映画制作のスタート。
(安齋)「声をかけられた瞬間に
みうら君が
思いついたまんまを言って、
それが現実となった
だけなんです」
(中島)「僕が観た感じ、
"青春映画"でした。
みうらがやったらね、
どんなことやっても
エロにはできないんですよ」
しんやさんにしては珍しく辛口??
これも、ムサビの同級生ならではの
コメントでしょう。
『変態だ』で仙人を演じたのは
これまた、みうらさん、しんやさんの
大学時代の同級生・玉手峰人さん。
(中島)「この役のために生まれてきた
ようなやつなんですよ」
(安齋)「撮影当時、ほぼ60歳。
60歳で大学生の役を
やった人はたぶん玉手さんが
初めてだと思います」
主演は前野健太さん。
『変態だ!』と絶叫するシーンでは
叫び声が雪山の中に
こだましていき
撮影時に印象深かったそうです。
最後に公開を直前に控える
心境を伺いました。
(安齋)「ツッコミどころも
たくさんあるし、
もちろんわざとやったところも
ありますけど、
偶然ツッコまれちゃうところも
あるだろうし、
ひょうっとしたら
感動するんじゃないかな」
▲画像をクリックすると拡大します
編集を手伝った安齋 肇さんは
完成して泣いたそうです。
■ 映画『変態だ』(12月10日公開) ■
■ 前夜祭&初日舞台あいさつ ■
■会場:いずれも新宿ピカデリー
■ 前夜祭:12月9日(金)21:00の回
■登壇者:安齋肇監督、みうらじゅん、
前野健太、ウクレレえいじ
※上映後にイベントを開催
■ 初日舞台挨拶:12月10日(土) (2回)
■17:20の回 上映終了後
■19:45の回 上映開始前
■登壇者:安齋肇監督、みうらじゅん、
前野健太、月船さらら、
白石茉莉奈、ウクレレえいじ
■『変態だ』公式サイト: こちら
安齋 肇さんの最新情報は
安齋肇の公式サイトをご覧ください。
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