11月5日のゲストは
子ども一人一人の個性や目的に合わせて
指導をする子別(こべつ)指導塾
「坪田塾」塾長で
『学年ビリのギャルが
1年で偏差値を40上げて
慶應大学に現役合格した話』
(通称ビリギャル)の著者
坪田信貴さん。
今年9月
『人間は9タイプ
子どもとあなたの伸ばし方説明書』が
発売されたばかりの坪田さんに
「9タイプ」の分類のこと、
タイプ別のやる気の引き出し方、
そして、今年開設された新たな塾
「N塾」のことなどを伺いました。
■ タイプ別やる気の引き出し方 ■
心理学の理論におけるタイプ分けは
3・5・9・16・34タイプなど
様々あるそうですが、
学習指導に特化したタイプ分けとして
坪田さんが最も適していると結論に
至ったのが次の「9タイプ」の分類。
完璧主義者・献身家(人に尽くす)・
達成者(上昇志向)・芸術家・
研究者・堅実家・楽天家・
統率者(カリスマ)・調停者(協調性重視)
(坪田)「それぞれのタイプに合わせた
接し方をすることで
必ず伸びる、と」
『人間は9タイプ
子どもとあなたの伸ばし方説明書』を使って
判定テストをした中島さんは
「堅実家タイプ」。
このタイプの人は
不安になりがちな面があるため
過去の「成功体験」を引き合いに出し
「あの時はできた」――と伝えるなど
細やかにサポートするといいそうです。
小尾ちゃんは
「ビリギャル」の さやかちゃんと同じ
「楽天家タイプ」。
今後、テンションが上がるのは
どのようなことか――を見極め、
――(ビリギャル・さやかちゃんの例では)――
"成績を上げて慶應大に行けば
合コン、サークル、バイトなど
4年間遊び呆けていても
いくらでも就職先はある・・・" と
やる気を引き出すとよいそうです。
『人間は9タイプ』には
相手を伸ばす接し方のほか
反対にテンションを下げてしまう言葉も
掲載されています。
(中島)「これは受験生だけじゃなく
会社で社員を見ていくときも、
どういうことを
言うたらアカンか――と
いろいろ使えますよね」
「統率者タイプ」には・・・
「君のことを頼りにしてる」――○
「完璧主義者タイプ」に・・・
「"だいたい"でいいよ」――×
「献身家タイプ」には・・・
「みんなのために頑張ろう」――○
■ N塾 ■
坪田信貴さんが今年4月に開設した
「N塾」とは・・・
東大志望者限定の全寮制の塾。
特徴は、塾生全員が
「ニート・引きこもり」であること。
(坪田)「その子たちに合った
やり方をすればメチャクチャ
伸びるんだということを
世の中に示したいということで
N塾というものをやってます」
開設から半年、ここまで塾生の83.3%が
偏差値を「30」UPさせました。
また、その半数は
「高校2年生」でありながら
「受験生の模擬試験」で
偏差値を上げているそうです。
(坪田)「やっぱり伸びるな、
というのは改めて思います」
■ 教育相談 ■
小学4年生のお子さんの勉強を見て
「なぜこの問題がわからないの?」
と言ってしまうというリスナーの
相談に答えていただきました。
『なぜわからないの?』
『何回言ったらわかるの?』という
言葉は、言っても意味がないそうです。
坪田さんが過去、100人を対象に
「何回言ったらわかるか」を調査すると
結果は「平均532回」でした。
(坪田)「それくらい何度も何度も
やることによって一つのことを
マスターするんです」
「なぜわからないの?」と
言いたい気持ちは我慢して、
その子の性格を把握し、それに合わせて
指導をするとよいそうです。
■ 坪田信貴さんの最新著書 ■
■著書『人間は9タイプ
子どもとあなたの伸ばし方説明書』
(KADOKAWA/1,380円+税/2016年9月発売)
詳しくは こちら
特設サイトは こちら
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