10月1日のゲストは
弁護士の大澤孝征さん。
大澤さんは
早稲田大学 法学部卒業後、
24歳で司法試験に合格。
検事に任官されたのち
34歳で弁護士に転身されました。
また、ワイドショーのコメンテーター
としても、長年ご活躍中です。
放送では最新著書『元検事が明かす
「口の割らせ方」』のタイトルにもある
"口の割らせ方"を伺いました。
■ 『吐け!』と一喝することは・・・ ■
"口を割らせる"といえば
刑事ドラマで机をバーン!と叩いて
「吐け!」――というシーンを
思い浮かべますが
実際にそんな手法を取ることが
あるのでしょうか?
(大澤)「私も若い頃は
やったこともあります。
レベル的に幼稚園クラスだと
言っていいかなと思います。
それほど効果が
あるわけじゃない。
あれで割れるようじゃ
大した被疑者じゃない
ということになります」
取り調べに対して、
自分の主張だけを繰り返す相手には
時に、一喝する必要もあるそうですが、
怒鳴られて本音を話すことは少なく
いい方法とは言えないとのことです。
■ 本音を引き出す方法 ■
自分を守るために
本当のことを話したがらない被疑者から
本音を引き出す方法は・・・
(大澤)「そういう風に思うのが普通で
当然だと思う事が大事ですね。
なぜ言えないのか、
ちゃんと観察して
理解したうえで聞き出す、と」
相手はむしろ
「話したがっている」こともあり、
ラジオの"周波数"を合わせるように
相手の"周波数"に
自分が合わせていくことが大切。
そのために、目の動き、仕草
諸々の点から観察・洞察し、
"周波数"が合えば
どんどん喋るようになるそうです。
■ 浮気の可能性を察知した場合 ■
夫や妻の「浮気」の可能性を感じたら
どうすべきか、という話も伺いました。
まずは・・・よく「観察」し
日頃との"違い"を見つけます。
服装に表れることもあるようです。
次に、確信を得た場合・・・
大事なことは「どうしたいか」。
離婚したいなら、徹底的に証拠を掴む。
反対に、許せると思う場合、
証拠は掴んでも追及しない。
(大澤)「『どうもバレてるらしいけど
言わないな』といった場合に
どういう態度になるか――。
その先は本人の選択の問題」
大澤さんは、浮気問題に関して
相談を受けることも多く、
別れるか、別れないか、
腹を決めてもらってから次に進みます。
(大澤)「別れると決まったら
『証拠を徹底して集める』
いろいろ指導します」
(中島)「そういう指導のない家庭を
築くのが第一でしょうけどね」
■ 大澤孝征弁護士の最新著書 ■
■『元検事が明かす「口の割らせ方」』
(小学館/780円+税/2016年8月発売)
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