5月7日のゲストは
歌人の枡野浩一さん。
枡野浩一さんは
1968年東京都出身の47歳。
広告会社のコピーライター、
フリーライターを経て、
1997年に短歌集『てのりくじら』
『ドレミふぁんくしょんドロップ』で
歌人デビュー。
使い慣れた言葉で詠む
『かんたん短歌』で注目を浴び、
短歌の他にも、小説や詩集を
発表されています。
枡野浩一さんが手にしているのは
絵本『あれたべたい』のポストカード
中島さんの左手(向かって右)『かんたん短歌の作り方』
右手(向かって左)は『石川くん』
■ 自由律の短歌 ■
20歳で始められた短歌。
川柳や俳句の世界にも
足を踏み入れたそうですが・・・
(枡野)「結局、残ったのが
短歌だったので
短歌の方に選んでもらった
感じでいるんです」
俵万智さんのベストセラー
『サラダ記念日』(1987年)以降
五・七・五・七・七の
定型にとらわれない
自由律と呼ばれる短歌が増えました。
(枡野)「僕はもっと短歌じゃないように
見えるようにしてたんです。
徹底して
『全然短歌じゃないじゃん』と
思われるように
頑張って作ってるんですよ」
かつて「コピーライター」を
目指したという枡野さんの作品を
中島さんはどのように感じたかというと
(中島)「枡野さんの短歌って
『予定不調和』だと
思うんです。
ありがちな方に落ちない。
優秀な広告を作る人は
"こっち"にいくんです。
銀行さん(の広告)やったら
まさに予定調和」
■ 短歌作りに挑戦! ■
枡野浩一さんがおっしゃるには
"自己主張が入る"という短歌。
「自分自身を出す」には、
俳句よりも短歌が合っているそうで、
若い人に向いている
という面もあるようです。
また、枡野さんが短歌塾の参加者に
アンケートをしたところ
次のような分析結果が出たそうです。
◆フットサルが得意 →「短歌が下手」
◆方向音痴 →「短歌が得意」
◆運転が下手 →「面白い短歌を作る」
放送では、中島さん、小尾ちゃんも
短歌作りに挑戦しました。
●初めて短歌を作る人へのアドバイス
◆難しく考えず、
五七五の川柳・俳句を作り
「どうぞよろしくお願いします」を
つければ、短歌になる
【小尾渚沙
ビールがあれば ハッピーよ
どうぞよろしくお願いします】
(小尾渚沙)
(枡野)「フルネーム入れたところが
いいですね」
【信じるというよりも
人に言うと書いて
信の字で 僕 信也です】
(中島信也)
(中島)「よくわからな加減が
枡野さんっぽいなと思って」
(枡野)「私の短歌は
切れ目は変わってますけど
七五調にはなってるんですよ」
(中島)「そうだったか・・・」
■ 枡野浩一の最新情報 ■
■絵本『あれたべたい』
(あかね書房/1,300円+税/2016年6月発売予定)
詳しくは こちら
(枡野)「喫茶店の絵がすごい
魅力的だったので、
喫茶店の出てくる話にしたくて
ある食べ物を食べたくて
探しまわってババロア(※)に
辿りつく――という話です」
(※)枡野浩一さんが一番好きな食べ物
目黒雅也さんは安西水丸さんのお弟子さん
枡野浩一さんの最新情報は
枡野浩一公式サイト『ますので』を
ご覧ください。