4月2日の放送では
「しんやの部屋」のゲスト
渡辺秀文さん
(CM音楽プロデューサー)
栗原正己さん、
(栗コーダーカルテット)のお二人に
「クリエイターズコラム」にも
ご登場いただき
中島信也さんと
音楽制作の話題を中心としたトークを
鼎談形式でお送りしました。
渡辺秀文さんに伺った
最近のCM音楽制作現場は
機材の進化により、クリエイターが
ひとりで自宅作業をしても
「いいモノができる」ようになりました。
しかし、その場合
スタジオで色々な人の意見を
ぶつけ合うことで生まれる
"化学反応"は期待できません。
また、映像の分野も
莫大な予算をかけることなく
クオリティの高い作品が作れる
時代になっているようです。
従来通り、莫大な予算をかけて
セットを作る手法もあって・・・
(中島)「二極化してるんです」
(栗原)「幅が出たってことですよね」
音楽の場合「音」が"データ化"し
修正が容易になったことは
メリットのようですが・・・
(渡辺)「なんでもかんでも
直しちゃうことが
逆に、つまらないものに
なっちゃう」
レコードやウォークマン(カセット)の
全盛時代に音楽に親しんだ
中島さんは、
最近の"ヤング"(若者)の
音楽との接し方の変化を
感じているようです。
自身の"ヤング"時代を振り返れば
信也少年は、周囲の人たちと
同じ音楽(楽曲)を聴いていましたが
近年は趣向が多様化。
テレビの音楽ランキング番組も
減少したことで、
本当に人気のある曲は何か、
わかりにくい時代なのかもしれません。
(渡辺)「何が1位っていうのが
わからない」
(栗原)「(ヒット曲を)サーチしにくい
ってところ、ありますよね」
(中島)「"俺の1位"が
一番ええやろ、と。
流行っていようが
流行っていまいが。
流行にとらわれない
メロディとコード、
すごい ええものって、
永久にあるよね」
クリエイターズ鼎談の最後は
クリエイティブの力で今後も
「みんなをハッピーにする」ものを
生み出していくことを
三人が誓い合いました。
栗原正己さんの前回のゲスト出演
2015年6月20日の模様は こちら
渡辺秀文さんの前回のゲスト出演
2016年2月13日の模様は こちら