2月27日のゲストは
健康社会学者の河合 薫さん。
全日空の国際線客室乗務員を経て
第1回 気象予報士試験に合格すると
テレビ朝日『ニュースステーション』の
お天気キャスターとして活躍された
河合 薫さんはその後、
東京大学大学院
医学系研究科博士課程で博士号を取得。
現在は「健康社会学者」として
研究、講演、執筆など
様々な活動を行なっています。
文化放送では
『くにまるジャパン』月曜日の
コメンテーターでもおなじみです。
「しんやの部屋」では河合さんが
客室添乗員を辞めてから
気象予報士を経て
健康社会学者の
道に進まれたいきさつや、
高校時代から得意としていたという
"「穴あけ」勉強法"について伺いました。
▲河合さんが手にしているのは
「穴あけ」勉強法で使ったノートです
▲河合さんのノート
■ テンキ ■
全日空を退社後、
民間の気象会社で
天気のイロハを学んだ
河合さんによると
「天気」のことがわかると
「おニューの靴を濡らさなくなる」
のだそうです。
(河合)「明日は夕立だ、という
予報が出ると
『明日、濡れてもいい靴を
履いて行けばいいんだ』と、
そういう風になるだけで
すごく楽しくなって」
気象庁以外の人が気象予報士になれる
気象業務法の改正により
1994年に行われた最初の試験で
河合 薫さんは見事合格されました。
1回目の試験で注目度が高く、
合格発表の場で
多くの取材陣に囲まれ
逃げるように会場を後に。
この時、最後まで追いかけてきたのが
『ニュースステーション』の
ディレクターだったという縁から
やがて番組の
お天気キャスターに就任されました。
(中島)「お天気が転機となってる
ということですか」
■ 穴があったら埋めたい! ■
全日空を退社し
民間の気象会社に転職した
河合さんが気象予報士試験の
勉強に取り入れたのは
高校時代に得意とした
「穴あけ」勉強法。
帰国子女の河合さんは
日本語の【読み・書き】はできても
問題文が"長文"になると
聞かれていることが理解できなくなり
高校時代は
現代国語の成績が悪かったそうです。
そこで"長文を短文にする"ために
教科書の内容を書き写し、
穴を開け、
「一問一答集」(のようなもの)を作成。
この、答えを隠し、その穴を埋める
「穴あけ」勉強法が
のちの気象予報士試験 合格
東京大学大学院 進学に
大いに役立ちました。
(河合)「穴があくと
(埋めようとして)
考えませんか?」
(中島)「ご本(※)を
読んだんですけど
穴を全部埋めてしまいました。
穴が開くと埋めたくなる」
(※)『考える力を鍛える「穴あけ」勉強法』
(河合)「きょう初めて会った
中島さんは(ホニャララ)だった
――と(言うと)
『(ホニャララ)って何だろう?』
って考えるじゃないですか。
それで勉強したら
お天気に知識が身についたんです」
■ 河合薫さんの最新情報 ■
■著書『考える力を鍛える
「穴あけ」勉強法』
(草思社/1,300円+税/2016年2月発売)
詳しくは こちら
「ヘナチョコでいい」(河合薫さん)
という『健康社会学』のお話に中島さんは
「勇気づけられる学問やなぁ」と感心する場面も。
月曜日のコメンテーターとしてご出演中の
文化放送『くにまるジャパン』も
チェックしてみてください♪