西洋のキャンドルは、石油が原料の「パラフィン」と綿芯から作られているのに対し、和ろうそくは、ウルシ科のハゼの実から取れる「ハゼ蝋」を使用します。この蝋を学名で「Japan wax」。
和ろうそくの芯は、「い草」の皮を取り除いた灯芯を使い、2~3ミリ程に丸めた和紙に、その灯芯をらせん状に巻きつけて、真綿で薄く絡めて太い芯を作り、この芯にロウを徐々につけていきます。この工程から「生掛け和ろうそく」といい、100%植物性で、煤が少なく、ロウ垂れがしにくいのが特徴です。
和ろうそくには、白と朱の2色があって、白は日常的に使います。朱色のものは、結婚などのおめでたい時に使われます。
さらに、雪国へ行くと和ろうそくにお花の絵が描かれた「絵ろうそく」があります。雪国では冬が長いために、生のお花を生ける事が難しいので、せめてろうそくに描かれたお花で部屋を明るくしようと500年ほど前から作られているそうです。
現在では全国に10数軒程度しか作っていないそうですが、キャンドルハウス・シュシュでは、そのうち数軒の和ろうそく屋から取り寄せて「和ろうそくのコーナー」を設けていますので、お越しの際は、ぜひご覧ください。
那須高原「キャンドルハウス・シュシュ」へのお問合せは、
電話:0287(78)7060まで、
詳しくは、那須高原キャンドルハウス・シュシュの公式ウェブサイトをご覧ください。
※画像提供
那須高原「キャンドルハウス・シュシュ」
MISHIMAもキャンドル作りを体験してきました。
真剣な表情で雪だるまの顔を作っています。
約90分で完成です!
【なかじましんや 土曜の穴】2016年1月16日 13:05