この日のゲスト・寺井広樹さんの
肩書は
"離婚式プランナー"
"涙活プロデューサー(ほか多数)。
「結婚式」ならぬ「離婚式」
そして「涙活」(るいかつ)の
全貌に迫りました。
■ 前向きなセレモニー「離婚式」 ■
寺井広樹さんが子どもの頃から
アイディアを温めていたという
「離婚式」は2009年春のスタート以来
約350組が挙式を行いました。
離婚を決めた夫婦
(新郎新婦ならぬ)"旧郎旧婦"が
(仲人ならぬ)"裂人"(さこうど)や
家族、友人に見守られながら
再出発を誓う前向きなセレモニー
「離婚式」の内容とは・・・
◆出会ってから別れるまで
結婚生活を振り返る写真の
スライドショー上映
◆最後の共同作業として
二人でハンマーを手にして
指輪を叩き割る
◆男性(旧郎)が投げるブーケトス
ブーケを受け取った人は次に
円満離婚できるとされているそうです。
「離婚式」を行う理由は
主に、未練を残さず
けじめをつけるため、とのこと。
「参列者」も招待します。
(中島)「結婚式にお呼びした人を
離婚式にお呼びしたほうが
けじめとして、ええわな」
祝儀袋は
「御祝儀」ではなく
「御終儀」と書くのがマナーです。
(小尾)「マナーとかあるんですね!」
申し込みの9割は男性からで
式で涙を流すのも男性だとか。
(寺井)「熟年離婚のご夫婦の
挙式も増えて
特に男性が泣かれますね」
泣いたあとは
憑き物が落ちたように
スッキリした表情になるそうです。
(寺井)「号泣するのは男性で
女性は一切
泣かないんですよね」
なお「離婚式」を挙げたことで
離婚をやめた夫婦もいるそうです。
■ 心のデトックス 涙活 ■
婚活、就活などは今や一般的ですが
「涙活」とは・・・
泣ける映画・音楽などにより
自ら涙を流すこと。
(寺井)「涙を一粒流しただけで
ストレス解消効果が
一週間続くと
言われてるんです。
泣かないと損ですよね」
多くの人を集めての
イベントとして開催されており、
泣く方法は映画や音楽、
絵本の読み聞かせなど様々。
また、ジャンルも
親子モノ・動物モノなど多岐にわたり
人それぞれ異なる
泣きのツボに対応しているそうです。
(寺井)「あらゆるコンテンツを
ご用意させて
いただいておりまして
おそらく泣かせられない人は
いないんじゃないか、と」
▲最近は「箱根駅伝」で泣いたという中島さん
「涙活」イベントの参加者の多くは
30~50代の女性とのこと。
もちろん、一人涙活もOK。
寺井さんご自身も
毎週土曜日の夜に涙を流す
『週末号泣』を実践しているそうです。
「涙活」は海外からも注目され
台湾での出張涙活が実現したり
ブータンから涙活イベント開催の
オファーが届くなど
グローバル化が進んでいます。
■ 胡散臭くて、良い企画 ■
様々な企画を実現し、
数多くの肩書を持つ寺井さん。
昨年秋には
イケメンでメソメソ泣く男性
(イケメンではなく)"イケメソ"が
オフィスに出張して
女性の涙を拭ってくれるサービス
「イケメソ宅泣便」を
立ちあげられました。
寺井さんは、このような
話題を呼び、持続性を保つ企画を
育てるためには
「程よい胡散臭さが重要」と語ります。
(寺井)「得体がしれない、
わけわからない、
ても何か深いんじゃないか
という、いい感じのバランスが
企画を持続させることに
繋がるんじゃないか
(と思います)」
(中島)「たぶん、人間の真実と
触れ合っている部分を
見出されてるから
胡散臭い体(てい)をしていても
バランスが取れてるんやろうね」
「離婚式プランナー」
「涙活プロデューサー」のほかにも
数多くの肩書を持つ寺井さんから
"総合的"な肩書を
つけてほしい――と頼まれた
中島さんが即興で決めたのは
"キロヒイラテ"
(中島)「カフェラテみたいやろ」
■ 寺井広樹さんの最新情報 ■
■絵本『ぼくの天国ポスト』
(原案:寺井広樹/作・志茂田景樹/絵・福田岩緒)
(絵本塾出版/1,300円+税/2015年10月発売)
詳しくは こちら
■著書『企画はひっくり返すだけ!』
(CCCメディアハウス/1,500+税/2015年12月発売)
詳しくは こちら
離婚式について詳しくは
離婚式オフィシャルサイトを
涙活について詳しくは
涙活 Official websiteをご覧ください。