なかじましんや 土曜の穴

毎週 土曜日 11:00〜13:00
tweet

ゲスト・元普天王/稲川親方

 この日のゲストは
 大相撲 元小結の
 元普天王/稲川親方

 稲川親方は日大相撲部時代に
 アマチュア横綱となり
 2003年 1月場所で
 幕下付け出し(15枚目)デビュー。
 2004年 3月場所で新入幕を果たすと
 2005年には敢闘賞、技能賞を獲得し
 最高位・小結に昇進。

 "ブログ力士"としても有名になり
 2011年に現役を引退後
 年寄「稲川」を襲名。
 現在は千賀ノ浦部屋で
 後進の指導にあたっているほか
 大相撲中継の解説もお務めです。

 Inagawa_Izumi_20151205_01_480x360.jpg
 放送では、現役時代の
 朝青龍との一番や
 ブログを始めたきっかけ、
 親方としての仕事などについて
 伺いました。

  横綱・朝青龍から白星

 新小結に昇進した
 2005年9月場所では
 当時5連覇中で
 その後、年間6場所完全優勝
 および7場所連続優勝の
 記録を樹立する
 横綱・朝青龍を相手に
 「無我夢中で相撲を取り」
 白星を手にしました。

 館内は座布団が舞い
 興奮のるつぼに。

(稲川)「横綱になるのとは
      違いますけど
      横綱に勝つことは
      角界で一番になることに等しい。
      すぐには受け入れられなかった
      というか、自分も興奮しました」


 なお、朝青龍とは同い年で
 高校時代にも対戦があり
 稲川親方が勝っています。

(稲川)「彼は高校出てすぐ
      角界に入って、
      僕が大学行ってる間に
      彼は横綱になっちゃって(笑)」


 Inagawa_Izumi_20151205_05_320x240.jpg
  取組中は体で反応

(中島)「相撲を取っている間は
      ものすごく
      頭を使ってるんですか?」


(稲川)「頭を使うというよりも
      体が反応するという感じです。
      普段稽古していることを
      本場所で出すんです」


 相撲漫画で見られる
 力士が取り組みの最中に
 思考を巡らす描写は
 「絶対無理」と語る稲川親方。

(稲川)「そんなに考えられない!」

 「考える」のは取組前で、
 取組の中では、
 じっくり構える展開になった場合に
 「多少考えることもあるかも」とのこと。

 Inagawa_Izumi_20151205_02_360x270.jpg
  元祖ブログ力士

 稲川親方はアメーバブログが
 サービスを開始した2004年9月から
 わずか5か月後の
 2005年2月にブログをスタート。

 アメーバブログの関係者と
 交流があったことから
 話題づくりをしよう――と
 誘われたことがきっかけで、
 想いを書いて読者と
 いまの気持ちを共有することで
 相撲(力士)を知ってほしい
 ――とブログを始めると、
 番付が上がった時期とも重なり
 「ブログ力士」として話題になりました。

(稲川)「アメーバブログの
      "芸能人ブログ"の第1号です。
      社長の藤田さんと
      僕の二人が芸能人ブログの
      最初だったんです」


(中島)「"遠い世界"の力士の
      生の声が
      知られるようになったことも
      今の人気のバックボーンに
      なっているのかなと思います」


 Inagawa_Izumi_20151205_03_360x270.jpg
  元祖ブログ力士

 現役引退後「親方」としての
 場所中の仕事のひとつには
 「決まり手係」があります。

 決まり手は行司が判定しますが
 わからない場合は
 「ビデオ室」で見ている
 決まり手係に判断が委ねられます。

 現在、決まり手は「87手」。

 時には、技が2つ3つ同時に
 かかっているように
 見えることももあり
 判断が難しい場面では・・・

(稲川)「本があるんです。
      僕もわからない時があるので
      『ちょっと待って』って
      本を開いて・・・」


(中島)「『今の何?』って
      聞いてくるんですか?」


(稲川)「そんな感じです」

(中島)「思わぬ舞台裏です。
      また観たくなってきた!
      "今、聞いてるのかな?"と
      注目したいなと思います」


(小尾)「両国国技館に足を運ぶ
      っていうのがいいです」


 Inagawa_Izumi_20151205_04_360x270.jpg
 テレビ中継と生観戦との
 大きな違いとして
 稲川親方が挙げたのは"臨場感"。
 また
 「一番一番の取組が早く感じる」ことも
 生観戦での特徴なのだそうです。

 中島さん&小尾ちゃん
 (テレビではわからない)"ぶつかる音"
 (取組のほかに)
 "ビールを飲みながらの焼き鳥"
 はじめとする"楽しい雰囲気"
 生観戦の魅力に挙げました。

  若手力士と共に・・・

 上を目指す若い力士の
 「人生で大事なところを
  共有できる」
という
 親方の立場で
 「一緒に頑張って
  相撲界を盛り上げたい」

 今後の夢を語る稲川親方。

(中島)「横綱になる人が現れたら
      感動ですよね」


(稲川)「なかなか
      難しいでしょうけど
      可能性もありますし、
      本人が納得して
      『良かった』と思える
      環境を作りを
      してあげたいですね」


 Inagawa_Izumi_20151205_06_320x240.jpg
 大相撲1月場所
 初日1月10日(日)~千秋楽1月24日(日)
 (両国国技館)

 前売りチケットは
 この日(12月5日)から
 一般発売開始です。

 詳しくは
 日本相撲協会公式サイト
 ご覧ください。

TOPへ戻る