前回8月の
大好評にお応えして 第2弾!
スペシャルウィークのこの日は
中島信也さんの専門分野
"テレビコマーシャル"を彩る
CMソング特集!
中島さんが監督をしたCMをはじめ
曲と共にヒットした
名曲の数々をお聴きいただきました。
オープニングナンバーは
中島信也さんがCMの演出はもとより
楽曲の作詞作曲も手掛けた
「タンスのゲン」(福岡県)のCMソング
『タンスのゲン』。
歌・CM出演のHKT48が
"タンスとダンス"をする内容で
未CD化の貴重音源です。
"聴きどころ"は
AKB48グループの楽曲で
中島さんが好きだという
「声が上がるところで
苦しそうにユ二ゾンで歌うところ」
(中島)「"48っぽく"したつもり。
高校生くらいの女の子の
部屋に男の子が遊びに来て
帰ったあと、空虚な気持ちになる
その心のすき間を"タンス"が
埋める――切ない曲です」
■ タイムマシンに乗って
今週は"スカッとさわやか"の
キャッチフレーズが登場した
1962年以降、半世紀以上に渡り
時代を反映しながら
名曲を生み出し続けた
コカ・コーラのCMソングから
1970年代から2000年代に
タイムスリップ!
おなじみのキャッチコピーとともに
広く親しまれた曲を
厳選して4曲おかけしました。
『あふれる光の中で』(トランザム)
(Come on in. Coke'77)
『YES MY LOVE』(矢沢永吉)
(Yes Coke Yes'82)
『ふたりのオルケスタ』(久保田利伸)
(Always Coca-Cola'93)
『Dreamland』(BENNIE K)
(つながる瞬間に。Coca-Cola)
レコード・CDで
♪YES MY LOVE と歌われるところが
CMでは
♪Yes Coke Yes となるなど
歌詞の一部変更が多かったことも
当時のCMの特徴の一つ。
(この4曲では『ふたりのオルケスタ』以外が該当)
『YES MY LOVE』の82年は
中島さんが東北新社に入社した年で
コカ・コーラのCM制作は
まさに「憧れの世界」――。
その後
『Yes Coke Yes』の後半や
続く『Coke Is It!』のキャンペーンで
アシスタントとして
CM制作への参加が実現しました。
かつてコカ・コーラのCMで描かれる世界に
アメリカ文化への憧れを感じた
――という中島さんは
近年"コカ・コーラの捉え方"に
変化があると指摘。
(中島)「"俺たちのドリンク"に
なってる感じがする。
昔は向こうの人が飲んではって
『飲んでみよう』やったのが、
今はナチュラルにコカ・コーラと
付き合ってる様子が
この曲(Dreamland)で
感じられますよね」
(小尾)「"こっちのもの"に
なってるんですね」
■ 中島信也の アナ ライズ
「コークの中で"戦後"は終わっていた」
■ 妄想五・七・五
■ 今週の優秀作品
初孫が ギュッと掴んだ 夢紅葉
(石岡市 RN・もさ吉さん)
(中島)「紅葉は赤ちゃんの手で
ギュッと自分を掴んだ――。
"紅葉"からのキレイな妄想。
俳句にもなっていて
素晴らしい」
あなたの妄想や願望、ふと気づいたことなど
五七五で表現してください。
皆さんからの投稿をお待ちしています。
■宛て先:ana@joqr.net 「妄想五・七・五」の係
「優秀賞」に選ばれた方には
中島さんが作品を短冊に書いてプレゼント!
作品が紹介された方には
「トイレ川柳」の入賞作が掲載された
トイレットペーパー型トイレ川柳集を
差し上げます。
■今週の トイレ川柳
今年の第11回「トイレ川柳」から
トイレの性能にまつわる句に贈られる
『11(イイ)トイレ賞』の
4句を紹介しました。
介護する トイレ母にも やがて来る
(中島)「トイレの方が
介護してくれるものが
やがて出てくるでしょうね。
そういったものが
お母さんの時代には来る――
ということだと思います。
トイレから"未来"がやってくる」
この店は トイレがすごいと 勧められ
他じゃダメ おしりが感触 覚えてる
おもてなし オート機能に 教えられ
第11回の上位20句が掲載される
トイレットペーパー型川柳集
最新版は今年も
11月10日の
「トイレの日」に発行されます。
TOTO トイレ川柳について詳しくは
こちら をご覧ください。
■ プレゼン!
プレゼンターが、今知っておきたい話題を
中島さんに"プレゼン"し、
中島さんは、その"プレゼン"に対して
★(星)を1~3個つけて判定します。
この日は文化放送・砂山圭大郎アナウンサーが
多くのCMで起用された
引っ張りだこのCMソングを
プレゼン!
『I was born to love you』(クイーン)
「ノエビア化粧品」のCMで
フレディ・マーキュリーの
ソロバージョンが使われたのち、
「キリン 一番搾り」(1996年)
「アサヒ スーパードライ」(2009年)と
ライバル会社のCMで
共に起用される珍しい現象も。
(砂山)「ビールのCMで"二股"を
かけてしまうことに・・・」
(中島)「10年以上あいたら、ええよ」
また「日清カップヌードル」で
マーキュリー自身が出演した
替え歌バージョンも話題になりました。
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『スタンド・バイ・ミー』(ベン・E.キング)
オリジナルはベン・E.キングですが
CMでは"カバー曲"が
数多く使用されました。
三菱自動車「アウトランダー」では
シンガー・ソングライター、
マーク・ビアンキによる1人ユニット
「ハー・スペース・ホリデイ」や、
「detroit7」のボーカル
菜花知美さん――、
三井住友銀行では
「ゴスペラーズ」、
キリン「フリー」でジョン・レノン――、
ホンダ「ステップワゴン」では
スガシカオさんがカバー。
大和証券グループでは
世界中で様々な人々が
歌いつなぐCMが使用されました。
(中島)「原盤使うと高いちゅうのも
たぶんあると思います。
これだけ
"スタンダード"なものは
みんなが歌う方が逆に面白い
というのもあると思いますね」
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『あなたのとりこ』(シルヴィ・ヴァルタン)
80年代のキヤノン「EOS」のほか
2002年以降、サントリー「緑水」
キリン発泡酒「ホップの真実」
スズキ自動車「スイフト」
花王「オーブクチュール」などで
採用されました。
2001年公開の映画
『ウォーターボーイズ』で使われ
曲が再ブレークしたことから
CMでの起用が増えたと
言えそうですが・・・
(中島)「クリエイターはもうちょっと
考えた方がええね。
オリジナリティ追求しようよ
――と自分に言うてます」
■ 中島信也の ★判定 ■
『★★★』(星三つ)
(中島)「1曲に星一個ずつ。
素晴らしい曲ばかりです。
使いたくなるのわかる!」
■ しんやの部屋
ゲストコーナー「しんやの部屋」の
"お客様"は
CM監督の中島信也さん。
中島さんが作ったCMで使われた
曲とともに、
楽曲の制作ウラ話をご紹介しました。
『色・ホワイトブレンド』(中山美穗)
(1986年 資生堂
春のキャンペーンソング)
作詞作曲は竹内まりやさん。
中島さんは監督として
「ビートルズのペニーレーンみたいな曲」
を発注・・・
(中島)「似てませんけど、リズムが
春らしい跳ねた感じで
見事に応えていただきました」
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『Liberty』(鈴木雅之)
(ソニー「VOICE OF CD」
キャンペーンソング)
「Liberty」は"重箱式"の
ミニコンポーネントステレオ。
CMは海外で撮影され
老若男女様々な人がアカペラで歌唱。
作曲は吉田美奈子さんで
1987年に鈴木雅之さんが
レコードをリリース。
(中島)「スケールの大きな曲を
吉田さんに頼んだんです」
中島さんはレコーディングに立ち会い、
吉田さんが鈴木さんの
英語の発音を細かく指導する場面を
目撃したそうです。
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『湾岸スキーヤー』(少年隊)
(三井不動産「SKI DOME SSAWS」)
SSAWS(ザウス)は1993年
千葉県船橋市にオープンし、
小尾ちゃんも小学生時代に
利用していた屋内スキー場。
CMでは作曲の
山下達郎さんが歌唱。
CDは1998年に少年隊がリリースし
フジテレビの
長野オリンピック中継イメージソングに。
(中島)「山下さんに
"発注"なんて
しようがないじゃないですか。
『よろしくお願いします』と
ひと言、言った気がします」
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『オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ』
(ユッスー・ンドゥール)
(ホンダ「ステップワゴン」)
オリジナルはビートルズ。
ステップワゴンは
ボンネットタイプのミニバンで
"新しいカテゴリーの車"
ということから
「新しさを出したい」と
セネガル人歌手の
ユッスー・ンドゥールさんに依頼。
CMプランナーがセネガルで
歌とともに、キャッチコピーの
「こどもと いっしょに どこいこう。」
のセリフも収録したそうです。
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『Serendipity』(倉木麻衣)
(JR西日本)
山陽新幹線全線開通40周年を記念し
今年2015年春に放送された
JR西日本のキャンペーン
「あしたセレンディピティ」の
CMソング。(関東では未放送)
"セレンディピティ"は
素敵な偶然に出会ったり、
予想外のものを発見したりする
能力――。
歌と作詞は、
CMにも出演の倉木麻衣さん。
(中島)「"セレンディピティ"って
『絶対、ええことがある』と
思ってると、ええことがある
簡単に言うとそういうこと。
しょうもないことも
『これは ええことや』
と思う力なんですね」
■ CMソングの思い出、続々!
2時間たっぷりCMソング特集を
お送りしたこの日は
リスナーの方から
懐かしいCMの思い出や
CMソングのエピソードを
数多くお寄せいただき
普段よりも枠を拡大して
皆さんからの投稿をご紹介♪♪
(番組エンディングより)
(中島)「僕、まだまだネタあるし
話し足りてない、全然」
(小尾)「私も聴き足りないです」
前回、今回の2度の特集でも
おかけしていない
おなじみの大ヒットCMソングは
まだまだあります。
特集第3弾が実現するかどうかは
反響次第・・・かもしれません。
「土曜の穴」では
番組の感想を随時お待ちしています。
「オーイ!中島ちゃん」
「妄想五・七・五」への投稿と合わせて
CMソング特集の感想も
お寄せいただけたら幸いです。
「週刊 那須スタイル」の模様は
別記事でご紹介します。
■ 10月24日 お送りした曲
◆タンスのゲン / HKT48
(タンスのゲン)
◆あふれる光の中で / トランザム
(コカ・コーラ)
◆YES MY LOVE / 矢沢永吉
(コカ・コーラ)
◆ふたりのオルケスタ / 久保田利伸
(コカ・コーラ)
◆Dreamland / BENNIE K
(コカ・コーラ)
◆I Was Born To Love / クイーン
(ノエビア化粧品 ほか)
◆スタンド・バイ・ミー
/ ベン・E.キング
(三菱自動車 ほか)
◆あなたのとりこ
/ シルヴィ・ヴァルタン
(キヤノン ほか)
◆デイ・ドリーム・ビリーバー
/ ザ・タイマーズ
(エースコック スーパーカップ)
◆色・ホワイトブレンド / 中山美穂
(資生堂)
◆Liberty / 鈴木雅之
(ソニー)
◆湾岸スキーヤー / 少年隊
(三井不動産 SSAWS)
◆セレンディピティ / 倉木麻衣
(JR西日本)
◆恋心 / 相川七瀬
(銀座じゅわいよくちゅーるマキ)
◆チェンジ・ザ・ワールド
/ エリック・クラプトン
(サントリー プレミアムボス)
◆お家へ帰ろう / 山崎まさよし
(ハウスシチュー)
【なかじましんや 土曜の穴】2015年10月24日 13:30