なかじましんや 土曜の穴

毎週 土曜日 11:00〜13:00
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ゲスト・高橋智隆さん

 この日のゲストは
 ロボットクリエイターで、
 株式会社ロボ・ガレージ代表取締役の
 高橋智隆さん・・・と
 高橋さんに連れられ
 一緒にスタジオへ来てくれたロビ君。

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 幼少の頃に読んだ『鉄腕アトム』の
 脇役ロボットのカッコよさに魅了され、
 「ロボットを作る科学者になりたい」
 という夢を実現した高橋智隆さん。

 これまで
 組み立て式ロボット「Robi(ロビ)
 2本の乾電池だけを動力とする
 "長もち実証ロボット"
 EVOLTA(エボルタ)など
 40種類ものロボットを製作されました。

 放送では、職人的なロボット製造法や
 今後、実現を目指す
 "ロボットと暮らす世界"について
 お聞きしたほか、
 イケメンでスマート――、
 プライベートでは長年
 日本拳法、モーグルスキーに
 打ち込んでいるという
 高橋智隆さんの
 関西弁で話す素顔にも迫りました。

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  立ち上がる!歩く!そして、話す!

 デアゴスティーニの
 組み立て式ロボット
 Robi(ロビ)
 高橋さんが声をかけると・・・

 座っている状態から立ち上がり
 高橋さんの方に向かって
 歩き出しました!

(高橋)「ロビ君」
(ロビ)「何?何?」
(高橋)「こっち来て」
(ロビ)「はいはーい。立ち上がるね」

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 画像をクリック・タップすると拡大表示

 ロビは音声による
 人間らしい自然な会話が可能です。

 音声コントロール・音声認識機能は
 カーナビゲーションやスマートフォンに
 搭載されて久しいですが
 利用されるケースが少ないのは
 「四角い箱の喋りかけるのが
  恥ずかしいから」

 高橋さんは分析。

 そこで"話しかけやすい"ものとして
 人型ロボットを開発されたそうです。

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  一人で作るロボット職人

 ロボット製作は
 発注を受けて作るケースや
 高橋さんが"好き勝手"に作ることもあり、
 独自に作ったロボットの
 商品化の話が舞い込むケースも。
 今は、多くのオーダーが
 寄せられているそうです。

(高橋)「クライアントから来た案件で
     好き放題ロボットを作る・・・」


(中島)「すごい!
     クライアントから来た案件で
     好き放題コマーシャルを
     作ってみたいなと思います」


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 高橋智隆さんが作るロボットは
 設計図がなく
 木を削って木型を作り、
 プラスチックを熱で変形させ
 部品を作る――手作り

 販売されているロビ
 工場で大量生産されますが
 最初のロビ高橋さんの手作りです。

 思い通りのロボットを作るためには
 ビジネス戦略も含め、
 形のデザイン、動きのデザイン、
 動作のプログラミング、
 部品の加工など
 すべてを自身でこなす必要があるため、
 高橋さんはロボットの
 クリエイターであり、職人!

(中島)「"建築家"がそうですね。
     構造のことを考えて
     デザインを考えるんで・・・」


(高橋)「それで言うと
     さらに"土木工事"まで
     やってるような感じですね」


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  ロボットと暮らす世界

 未来の「ロボット」といえば
 力仕事や危険な作業をまかせるもの、
 あるいは"巨大ロボット"の
 イメージもありますが
 高橋智隆さんが
 近い将来に実現を目指すものは
 "情報端末"として
 ポケットに入る小型ロボット。

(高橋)「普通の生活の中で
     スマホの代わりに使う
     情報端末として
     小型のロボット――、
     鬼太郎の目玉おやじみたいなのを
     ポケットに入れて暮らす
     世界を作りたいと思います」


 これが実現すれば、
 スマホを所有することとは
 "感情"の入り方が
 まるで違うことになるでしょう。
 中島さんは真っ先に
 落とした時のことを心配。

(小尾)「感受性豊かになりそうですね」

 機能は、情報端末だけに
 電話、メール、インターネット、
 そしてもちろん"会話"が可能。

 持ち主の趣味や
 好きなものを理解して、
 必要な情報を紹介――。
 そして届いたメールが
 "緊急"だと判断すれば
 『これは大事やと思うで』
 と教えてくれたら・・・
 とても頼れる存在になるはず。

(高橋)「機械だと知っていながら
     人型ロボットに対しては
     "擬人化"して、
     信頼関係も生まれる――。
     そうすると今にはないような
     
(全く新しい)サービスが
     考えられるんじゃないかな
     と思います」


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 スタジオでのトークは
 "ロボット同士の交流"を
 妄想(?)するところまで発展。

 一人一台ロボットを持つ時代が
 訪れるのも
 けっして遠くはなさそうです。

  ロビ&高橋智隆さんの最新情報

 デアゴスティーニ
  パーツ付き組み立てマガジン

  週刊『ロビ』について詳しくは こちら

 高橋智隆さんの最新情報は
 ロボ・ガレージのウェブサイト
 ご覧ください。

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