この日のゲストは
"いつも、ちょんまげ三昧"
コラムニスト・時代劇研究家の
ペリー荻野さん。
時代劇をとりまく環境は
テレビのゴールデンタイムで
新作ドラマの放映が続いていた
昭和の時代から大きく様変わり――。
新作の制作が減少する一方で、
CS放送・時代劇チャンネルや
動画配信、DVDなど
過去の名作を観賞できる機会は増加。
そうした中で
一日 三ちょんまげ(3本)
年間 約千ちょんまげ(1000本)の視聴を続け
時代劇をこよなく愛するペリー荻野さんに
人生を変えた作品(登場人物)、
最終回視聴後、深い悲しみに襲われた
学生時代のエピソード、
時代劇の現状、最新の著書などのお話を
"ちょんまげイケメン"の中島信也さんと
"町娘が似合う"小尾渚沙アナウンサーとで
伺いました。
■ 号泣の最終回 ■
おなじみの「必殺」シリーズで
ペリー荻野さんが最もハマった作品は
『必殺必中仕事屋稼業』。
(出演:緒形拳さん、林隆三さん ほか)
(藤田まことさんはナレーション)
最終回ではペリーさんの御贔屓、
林隆三さん演じる政吉が
仲間を守るために自害する衝撃展開。
(ペリー)「号泣して次の日
学校行けませんでした。
顔腫れちゃうし・・・」
(中島)「林隆三さん、カッコいい!
『天下御免』はベスト3。
剣豪で林隆三さんがいて、
すごいの、カッコいいの・・・。
小尾ちゃん(話に)ついてこれてないよね」
■ 人生を変えた、歩き方をマネた ■
中島さんが好きな作品ベスト3
残るは『仮面の忍者 赤影』
そして『木枯し紋次郎』。
(主演: 中村敦夫さん)
(中島)「僕、中学生でしたけど
マネしてました。
早足で黙々と歩いていく
歩き方がすごいんですよ」
劇中の台詞
「あっしには関わりのないことでござんす」
――のように"物事から距離を置く"
男の生き方は、まさに「お手本」。
(中島)「・・・以来、こういう生き方は
してないですけどね」
▲紋次郎の歩き方はマネし、生き方はマネしなかった
これが"ちょんまげイケメン" でござる!
『木枯し紋次郎』は
当時小学生で、それまでは
"勧善懲悪"の作品を見て育った
ペリー荻野さんにとっても
"人生を変える"インパクトのある作品で
登場人物は"悪女"ばかり――。
(ペリー)「"人生って表もあれば裏もあるのね!"」
(中島)「辛口なドラマでしたね」
(ペリー)「"女の子は油断すると
売られちゃうんだ"って
ものすごくショックで・・・」
▲殺陣のカッコよさについて
松平健さん、高橋英樹さんを例に紹介するペリー荻野さん
■ 『バトル式歴史偉人伝』 ■
ペリー荻野さんの最新の著書は
日本史上の偉人をバトル形式で紹介する
『バトル式歴史偉人伝』
(新潮社/1,400円+税2015年7月22日発売予定)
この本でペリーさんは
大河ドラマにも登場するような
歴史上の人物が
本当はどんな人だったのかを徹底調査。
さらには、勝手に"対決"させています。
これを読めばきっと、時代の空気感を
知ることができるでしょう。
(ペリー)「比較しながら勝敗を決めるって
面白いんじゃない?
と思って」
(中島)「ペリーさんなりの
"女のツッコミ"が入ってるんです」
宮本武蔵は佐々木小次郎ではなく
柳生十兵衛と対決!
(ペリー)「歴史上の人物も
意外とドジしてるんだな
というのがわかったり」
(中島)「そこが面白い!
単にヒーロー像ではなく
服が汚かったとか、
どうしようもなかったとか」
『バトル式歴史偉人伝』について詳しくは
こちら をご覧ください。
■ 最新情報 ■
『バトル式歴史偉人伝』の
刊行記念イベントが行われます。
■中村獅童×ペリー荻野
「中村獅童、歴史を演じる」
■日時:7月22日 (水) 19時~
■会場:ラカグ2F soko
■ウェブサイト: こちら
▲ペリーさんのTシャツは選曲・監修を務めたCD
『ちょんまげ天国 in DEEP 大江戸サラウンド仕様』の
ジャケットをデザインしたもの(画像クリック・タップで拡大)