(木梨)「若い時代に新しいことにチャレンジする
刺激をくれたのが
こちらのナカジマシンヤでございます。
Thank you!」
この日のゲストは
CM、映画で中島信也さんと仕事をされた
とんねるずの木梨憲武さん。
撮影現場での中島監督は興奮とエネルギーに満ち、
スタートがかかった瞬間
「我々は何をやっても大丈夫という
スタンスをつくって遊ばせてくれる」そうです。
一方、仕事には全力を尽くした上で
遊ぶ時間を作ることにも"命懸け"だったという
とんねるずのお二人に対し、中島さんは
「出光 MOTION 1」のCM撮影(1989年)では
(セリフ:"SEASIDE singin'! SEASIDE singin'!")
限られたわずかな時間内で撮影を済ませ
おふたりを現場から送り出しました。
(中島)「(予定時間の)2時に入れて、4時に出す監督を
気に入ってくれたような気配があったんです」
(木梨)「たしかに仕事は早いですよ。
でも中身がね・・・
意味のわからないことをやって
『OK!』って、コマーシャルでは
ありえなかったんですけど、
『何を言ってるかわからないけど
今のもらった!』なんつってですね・・・」
また「商品名」はハッキリ言うのが常識とされる
コマーシャルの世界で
「元気があればいい」「雰囲気出たからイイね~!」
――と、撮り直さずに時間を"巻いて"進行。
撮影に立ち会う"スーツ姿の偉い人たち"が
(本当にこれでいいのか?)と不安になっても・・・
(木梨)「『大丈夫です!できてるできてる!』と
次のシーンにいくという、あの勢い・・・」
(中島)「とんねるずが出てて、テンション上がってれば
それでいいわけですよ」
何を言っているかわからない、意味がわからないところは
文字スーパーやナレーション、編集により
コマーシャルとして成立させるのです。
(中島)「明らかにノリがいいときって
出てくるモノが違ってくるんです。
とんねるずさんでコマーシャルを
やるとなったら、
二人の"上がった状態"を
短い秒数で撮れたら勝ちなんです」
撮影現場でのとんねるずのお二人の違いについて
中島さんが次のように語りました。
◆石橋貴明さん◆
「これは面白くない!」と言ってきて
改良を加えて、努力して面白くしようとする。
◆木梨憲武さん◆
面白いか面白くないか、一か八か。
間(あいだ)はない。自分からの改良も加える気配はない。
( こういう時 ↑ は "ノッてない"のだそうです )
(マーガレット)「あら。なんだか恥ずかしいわ。
全部見られてる。ヤだわ、なんか」
(中島)「だからバランスのとれたコンビネーションなんですよ」
(小尾)「幼稚園の頃"ガラガラヘビ(がやってくる)"
歌ってました」
(中島)「久しぶりにCMしたいですね
また(とんねるずの)二人で。
今、日本にヘンなCMが足らないですからね」
(木梨)「ヘンなCM、面白いCM作りたいですね」
木梨さんのアート作品を紹介する個展
『木梨憲武典×20years
INSPIRATION - 瞬間の好奇心』は
全国4会場で25万人を動員。
(現在は5月24日まで福岡で開催)
(10月に岡山、その後、沖縄で開催予定)
(木梨)「20周年はそれでいったん休憩で、
そのあとは新作やら・・・。
そして私、海外に飛び出します。
初の発表ですけど」
アジアか、アメリカか、ヨーロッパか
それは考え中とのことですが・・・
(木梨)「その答えが出次第
『吉田照美のふッかいあな』で
公表させていただきます」
(中島&小尾)「ここ来てください!!」
※とんねるずのお二人は1985年(以降)
『新てるてるワイド 吉田照美のふッかいあな』内の
番組『とんねるずの二酸化マンガンくらぶ』に出演
「木梨憲武展×20years INSPIRATION - 瞬間の好奇心」
公式ホームページは こちら