6週連続の「ロケ」企画最終日は立川市の幸町にあるJA東京みどりの直売所「みのーれ立川 幸町店」からお届けいたします。
先週に引き続き、ゲストは東京の農業をPRする3名の広報大使のなかのおひとり、JA東京みどり代表の金子倫康さん。収穫したばかりのトマトとなす、そしてこれから植えるというイチゴの苗を持ってきてくださいました。
トマトは、先週、根本さんも収穫させてもらったハウス栽培の秋獲れのもの。この時期はトマトが市場から少なくなってくることもあって、この日、直売所では「金子さんのトマト」は30分で完売だったそうです。1月に生まれたお子さんよりも「手をかけているかもしれない」(笑)という手塩にかけた自慢のトマトです。
ナスは、普段見かけるものと少し様子が違います。尋ねてみると、「寺島なす」という名前の江戸東京野菜の一つでした。栽培方法が難しくて生産量が減っている中、立川市では有志の農家さんが集まって「また作ろう!」と取り組んでいるのだとか。伝統を受け継ぐというのも農家の大切な仕事の一つです、と金子さん。
根本さんが1月にもらって「おいしさに大感動」したといういちごは、これから栽培が始まります。どうぞおいしい実ができますように!ちなみに、この日の苗は「もういっこ」という名前。可愛いですね。店頭に並ぶのが待ち遠しいです。
金子さんには東京の農業をPRする広報大使としての活動もあります。なんと、マンガにもお顔が!『農業男子とマドモアゼル』(KADOKAWA 佐倉イサミ:漫画 甘澤林檎:原作)の推薦オビと巻末漫画に他のお二人(岡田啓太さん、高橋徹さん)とともにドーンと登場されています。作者さんとお会いしていちごづくりのお話などもされたとのこと、広報大使になったことでいろんな世界が広がっているご様子です。
違う職種から農業に参入した方たちとお話しする機会もできて、新しいやり方など「見習いたいことも多い」と金子さん。「親父たちが守ってきたものを守りながら、新しいカタチも導入して、もっと農業を魅力ある職業にしていきたい。若い世代の人たちに農業は大事だなと思ってもらえるような活動や発信をもっとしていきたい」と。
6週続けて3人の広報大使の方にお会いしてきました。「感謝と感動でいっぱいです」という根本さん。この番組を通じて「農業の未来は明るい」」という確信も得たそうです。
そんな中での、残念なお知らせですが、「根本美緒のアグリのじかん」は来週が最終回。
どうぞ、お聴き逃しなく!