今朝も先週に引き続き、株式会社坂ノ途中が運営するコーヒー部門「海ノ向こうコーヒー」ご担当の舛田菜緒さんとオンラインをつなぎました。(京都からのご出演です)
「100年先も続く農業を」という想いをベースに活動されている「坂ノ途中」。野菜などの農産物は国内産、コーヒー部門である「海ノ向こうコーヒー」ではアジアを中心とした海外の産地のものを取り扱っていらっしゃいます。
「海ノ向こうコーヒー」のHPを開くと、ラオス、ミャンマー、フィリピン、タイなどそれぞれの産地のストーリーを素敵な写真とともに読むことができます。
例えばラオス。森を焼いて畑を開拓、また次の森を、と順に行うことで最初の場所に戻る頃には再び森になっている...という焼き畑農業を伝統的に行ってきたのですが、最近ではそのサイクルが早くなり森の再生が追いつかない状況になっています。そこで、現地の方たちとともに森を残す「持続的な農業」を考えてたどり着いたのがコーヒー豆の栽培。コーヒー豆がおいしく成長するためには「日陰」が必要で、そのためには「森」という場所がとても素晴らしい働きをしてくれるのだそうです。最初に苗を植えてから商品化できるまではとても長い長い道のりですが、その大変さがやりがいでもあると笑顔で語る舛田さん。
その土地の自然、そこで働く人々の様子や表情などとともに現地でのコーヒー栽培にまつわる話を知ることで、作り手さんたちとの距離がぐんと近づくことに気づきます。仕事の中で一番大切なのは「コミュニケーション」だという舛田さん。ただ、買います、売りますという関係ではいたくない。「もっとおいしくできないか?」「今、困っていることは何ですか?」----会話を積み重ねて、「未来に向かって一緒に歩いていきましょう」というスタンスを何よりも大事にしています。そして、生産者と坂ノ途中、海ノ向こうコーヒーのスタッフたちだけでなく、商品を購入してくれる人・食べたり飲んだりする人まで含めて「想いをつなげていきたい」と語ってくださいました。ぜひ、HPをご覧になって、気になる国のコーヒーをみなさんも召し上がってみてくださいね。ちなみに「甘味のあるコーヒー」が好きな根本さんは「ネパールのつぼみ」を早速「ポチ」していらっしゃいました。