今朝のゲストは株式会社レグミンの代表取締役、成勢卓裕さん。スタジオにお越しいただいて久しぶりにリアル対面でお話を伺いました。
レグミンは先週ご紹介した深谷市の「Deep valley Agritech Award」の昨年(2020年)の最優秀賞受賞企業です。どんなアイデア・技術が評価されたのでしょうか?
「ロボットが畑を自動で走って、自動で農薬をまいてくれるんです」と、成勢さん。なるほど!深谷市を始め、多くの農業現場で大きな課題となっている「高齢化」や「労働力不足」を解決してくれるロボット!素晴らしいアイデアです。
レグミンは、もともとは静岡県で小松菜栽培用のロボット開発を手がけていたのですが、あるとき「深谷ネギに合うんじゃないの」と深谷市のDeep valley Agritech Awardのことを紹介されて応募し、見事受賞に至ったのだそうです。「目指している方向性が同じ」と感じたレグミンは、受賞を機に本社を深谷市に移転。「思い切って深谷に根差してやっていきたい」と決意を固めました。
成勢さんがIT業界から農業の世界への参入を決めたのは「日本の野菜・食べもののおいしさを守りたかったから」。会社員時代に海外出張が多かったこともあり、日本に戻るたびにおいしさを痛感した日本の味を作っている農業を「子ども世代にも残していきたい」という思いが、農業課題を解決しようという決意に結びつきました。受賞によって深谷市という伴走型のよきパートナーを得たレグミンは、今後も様々なチャレンジを続けていきます。「とてもポジティブで提案すると『じゃあ、やりましょう』とすぐに受けて、どうしたらできるのかを一緒に考えてくれる」という深谷市の人たち、成勢さんいわく「我々以上にベンチャーっぽいです!」(笑)。ロボットが解決できることもあれば、ロボットだけではできないこともある。「Deep valley Agritech Award 2021」へのエントリーを検討している方へのメッセージを最後にいただきました。「ちょっとでもアイデアや技術があるなら、ぜひ応募して一緒に深谷市の農業を盛り上げていきましょう!」