今朝のゲストは、フリーランス農家の小葉松真理さん。「え？フリーランス農家！？」って根本さんもびっくり。一年半のこの番組でも、初めてのワードです。
オンラインの画面に現れた小葉松さんは、なんと半そで姿。沖縄・読谷村（よみたんそん）からのご出演で「今の気温は24度くらい、ハウスの中は30度を超えています！」とのことでした。
小葉松さんは、普段は地元である北海道を拠点とされているのですが、冬の間は雪で農作業ができないので「農地と野菜を求めて南下して」、今は沖縄で農作業を手伝っていらっしゃいます。フリーランス農家とは「農地を所有しないで農業をする」人のことで、収穫の繁忙期を迎えた土地から要請を受けてお手伝いを
するので、これまでも高知県や和歌山県など全国至る所を渡り歩いてきました。
また、これ以外にも小葉松さんは農業を発信する仕事として農業体験企画のコーディネイトや直売所の店長としても活躍されています。
もともと農業王国・北海道十勝生まれの小葉松さんですが、幼い頃は「虫が嫌い、汚れるのがイヤ」で農業にはまったく興味なし。地元も農業も「キライ」だと思っていたそうですが、学校を出て入った地域の新聞社や街づくりの会社での仕事を通じてさまざまな生産者さんとの出会いがあり
「地域には一次産業が大事なんだ」と考えるようになりました。ですが、その時点では自分にできることは何もない。情報もネットや本からの二次情報だけ。「ゼロベースで関わって、
考えて、見つけたい」----そう決意した小葉松さんは、本人いわく「崖から飛び降りる覚悟で」会社を辞めて富良野のメロン農家で住み込みのアルバイトを始めます。種まきから収穫まで世話をする中で、たくさんの気づきがありました。その中でも大きかったのは「人手が足りない」ことと「少しの虫食いやキズがあるだけで大量の野菜が捨てられてしまっている」ことでした。これらの課題解決も含めて、農業とずっと関わっていくことを決めて「実際に土に触れながら農業を
発信するという関わり方」ができるフリーランス農家の道を選んだのです。それ以降のご活躍については、来週に！
