今朝は先週に引き続き、有限会社たけもと農場の代表取締役、竹本彰吾さんとオンラインをつなぎました。画面越しではありますが、
お顔を見ながらお話を伺いました。もちろん今朝も「青い」Tシャツでご登場です。
先週じっくり伺ったように、石川県で江戸時代から続くお米農家の10代目として家を継ぐ決意をしたのは、竹本さんが高校三年生のとき。その後、
大学を卒業して実際にたけもと農場に入社し、お父さんとの約束どおり10年で代表取締役に就任。33歳の時でした。それから、約5年。まずはここまでの5年間、竹本さんはどんなチャレンジをされてきたのでしょうか。
「他に負けない、かけがえのない農家にならなければならない。そのためには、変わったことをしよう」と、まず始めたのはインターネット販売。
全国のお客さんから直接「おいしい」という声をいただけることが、大きなやりがいにつながっているそうです。また、県内のイタリアンレストランのシェフ
からはこんな声が届きました。イタリア野菜はすでに日本の国産のものがあるが、リゾット用のお米はイタリアから輸入している。「あんた、作って」と。
返事は「はい」か「YES」の竹本さんですから、もちろん引き受けますが、何もわからない手探りでの栽培。とても大変でしたが、農家歴40年以上のお父さんからの的確なアドバイスもあって、有言実行。約束を果たして届けたときには、とても驚かれたそうです。リゾットの次は、パエリア!なんと、
スペインのお米も、今ではたけもと農園のラインナップの一つになりました。プロだけじゃなく一般の方にも簡単に料理してもらえるように、と
「リゾットキット」も開発。その他、お米のグラノーラといった商品の開発もどんどん進めています。(しかも、今後どんどん種類が増えていくそうです!
ぜひ「たけもと農場」HPをご覧くださいね。ネットから購入もできます)
もう一つ、力を入れているのは「情報発信」。農系ポッドキャスト「青いTシャツ24時~農業系ラジオ」などで農家のリアルを伝えています。というのも、
竹本さんの夢は「農業をなりたい職業ナンバー1に!」すること。そのためには、一般の人にもっともっと農家の姿を知ってもらう必要があるからです。
「将来、農業をやりたい」人をどんどん増やしたい、たけもと農場をそういう若い人たちが育っていく場所にしたい!と熱く語る、でもどこまでもフレッシュで爽やかな「青い」竹本さんでした。