第73回2月21日放送 ゲスト:FOODBOX株式会社代表取締役・CEO フードカタリスト 中村圭佑さん②2021/02/28 07:00

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今朝は先週の続き。ゲストはFOODBOX株式会社代表取締役・CEOでフードカタリストの中村圭佑さんです。
農家の4代目候補だった中村さんが、自らは生産者ではなく「フードカタリスト」=食・農業界と異業種をつなぐ役割として活動しよう!と決意して
起業したのは2019年7月。「お客さんづくり」と「事業づくり」の両方を手探りで少しずつ進めていく中で、最初に大きな転機となったのがある展示会での
出会いでした。中国が原産地の作物を生産している人から、「原産地を視察したい」という依頼が入ったのです。中村さんは、先週のお話にもあったように、
大学を卒業後、農薬メーカーで中国を担当されていたので、中国は、まさに得意エリア!早速、これまでに培った人脈と経験をもとに視察ツアーをアレンジし、とても喜んでもらうことができました。このときのお客さんとは、今もおつき合いが続いているそうです。
とにかく、「こういうことで困っている」「こういうことをやりたい」という相談を受けたら、その内容を整理した上で自分たちがお手伝いできる部分を提示し、一緒に動いていくのがFOODBOXの強み。「ここが、単なる農業コンサルタントとの違いです!」と中村さん。
「フードロスが2割出ている」という相談を受けたときには、その活用方法を一緒に考え、それが実行できそうなメーカーさんも巻き込んで「パウダー」加工という最善策を見つけることができたそうです。これまで廃棄していたものが、パウダーになることでかさばらずに長期保存ができる上に、用途も「あめ」
「ジュースにプラス」「介護食」「離乳食」などへと拡がりました。
「どこへでも入っていって、農家さんにとって新しいプラスをつくりたい」という中村さんが見つめる最終ゴールは「世界平和」。全世界に食糧が行きわたったら、争いごとは起こらないはず、そして、「おいしいものを食べて、怖い顔をする人はいないでしょう?」とニッコリ。
これからも真摯に、地に足をつけて「食・農業界」と向き合っていきたいという想いを常に胸に抱いている中村さん。「365日24時間、可能な限り相談を
受けます!」とキッパリ宣言してくださいました。

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