今朝も先週に引き続き、佐賀県の太良町で農業を営む、A-noker(エエノウカー)代表の安東浩太郎さんとお電話をつなぎました。
新規就農者である安東さんは、メインの作物としてアスパラガスをつくることを決めて、使われていないみかん山を切り開き、ハウスを9棟つくります。
そして、「それぞれのハウスで肥料を使い分けて、どれが一番おいしくなるかを3年間試した」そうです。その結果、最もおいしくできたのは、
肥料として地元の海の幸であるカニやカキの殻、山でとれる肥料を使ったものでした。そうして出来上がったアスパラガスは、まさに太良町ならではの味わい!おいしさ!鳥のさえずりが聞こえてくるような森に近いところで作っていることもあり「森のアスパラ」と命名されました。
「安東さんの森のアスパラ、食べてみたい...」と、根本さん。主に関東方面に出荷されているそうで、クイーンズ伊勢丹のいくつかの店舗で
取り扱いがあります。来シーズンからは取扱店舗も増えていくそうなので、出会えるチャンスも多くなりそう。もちろんHPから注文することもできます。
来シーズンをお楽しみに!「森のアスパラ」は届いてすぐなら「生」で食べられると聞いてびっくり!それが一番おいしい食べ方なんですって。
茹でるとしても塩は入れずに20~30秒で、そのまま何もつけずにお召し上がりくださいということです。
「A-noker」の理念は、子どもがなりたい職業の選択肢に「農業」が入る社会環境をつくること。ワクワクしてもらえるような取り組みを重ねています。
そのひとつが食育活動の一環としての「食べる絵本」。アスパラが出てくる絵本に、本物のアスパラがついてくる!また、収穫ロボットの実証実験などにも
積極的で、見学に来た子どもたちは目をキラキラさせているそうです。自らも新規就農者であったご経験から伝えたいことは「あきらめないで」
というメッセージ。あきらめてしまう人が出ないように参入のハードルを下げてあげたくて、安東さんのところでも研修などを受け入れて応援しています。
「必ずご縁は転がっている」という力強い言葉は、迷っている人・悩んでいる人の背中を押してくれそうですね。