今朝も先週に引き続き、株式会社食農夢創(しょくのうむそう)代表取締役の仲野真人さんとお電話をつなぎました。
前職の野村證券では、証券マンとしてご活躍された後、社内公募で「野村アグリブランディング&アドバイザリー」(通称NAPA)に出向。
食と農の世界のリアルな状況を知って、もっと深くかかわっていきたいと2019年3月に起業。
それから一年半が経って、今は主にどんな活動をされているのでしょうか。
「今は、何でも屋なんです」と笑う仲野さん。農林漁業のコンサルティングでは山形県や鹿児島県の現場に入って経営支援を行い、
「農業塾」や研修・講演で全国を飛び回り、食関連の企業と生産者をつなぐマッチングのために尽力し...と、ほんとうに多方面でご活躍です。
NAPA時代に「6次産業化」(一次産業の農林漁業、二次産業の加工・製造、三次産業の販売をかけ合わせて「6」!)に関わってきた経験から、
「生産者が加工から販売までをすべてやるのは現実的じゃない」ことに気づきました。仲野さんは、それぞれが自分の得意な分野を極めて、
その成果をつないでいくことでみんながきっちり儲かる「6次産業」の仕組みをつくることを目指しています。
「大事なのは、生産者が徹底的にこだわったものをつくることです」
食農夢創には3つのビジョンがあります。顧客とともに走り続ける「伴走型コンサルティング」、
成功例をカスタマイズしてオリジナル化していくための出発点となる「シェアリングサクセス」、
そして、熱い想いを抱く人たちをつないでいろんなイノベーションを起こしていくために「全国の食農企業をつなぐ(コネクト)」ということ。
7歳のお嬢さんの父親でもある仲野さんは「娘が大人になって、さらに孫世代になったとき」を見据えて、
「今、変えないと!」という強い気持ちで同世代の仲間たちとともに日本の農業に向き合っていらっしゃいます。
「お願いします!」と根本さんからも熱いエールを送りました。