今週のゲストは株式会社アグリスマイルの創業者で代表取締役の中道貴也さん。
アグリスマイルって素敵な社名ですよね!創業は2018年の8月31日ということで、もうすぐ丸二年を迎えるこの会社の若き(27歳)創業者、中道さんが農業の
世界でやりたいのはどんなことなのでしょうか。
「つないでいきたい」という言葉が、お話しの中に繰り返し出てきたのが印象的でした。
「農」をつないでいきたい。
「産地」の技術をつないでいきたい。
産地特性のある風景を後世につないでいきたい。
中道さんのそんな想いのベースにあるのは、ご実家である京都府丹波市で農業を営む祖父母と過ごした時間。「地元が大好き。しっかり恩返しをしていきたい」と、とっても嬉しそうに話してくださいました。
京都大学・大学院で農業資材などの研究をされていた中道さんがアグリスマイルで実現したいのは、産地の、
主に栽培の分野を「サイエンスとインターネットの領域で支援」すること。たとえば、産地の生産者、JA、行政と一緒にプロジェクトチームをつくり、
産地それぞれの大切な技術をどんな観点で後継者に伝えていくかを十分に話し合ったうえで、
その技術を動画や3Dの映像で撮りためていくということを実施されています。「産地と一緒に」「産地でやっている」
ということをとても大切にされているというその理由は、産地ごとに大事にしているポイントが違うから。産地ごとの「産地らしさ」を残したい、
つないできたいということです。産地における後継者への技術継承の促進とともに、
新規就農者が技術習得に要する時間の短縮にも役立ててほしいと願っています。
アグリスマイルでは、現在、様々な強みを持つ10名強の方々がそれぞれのスタイルで関わりながらチームとして課題解決に取り組んでいます。
「メンバーに恵まれている」と話す中道さん。来週は、課題解決に向けた具体的な活動事例についてお伺いします。