先週に引き続き、「23世紀型お笑い系百姓」!株式会社林農産の代表・林浩陽さんがゲストです。石川県の"宇宙人農家"として大活躍の林さんは、
米作り・大豆づくりの傍らYouTuberならぬ農チューバ―としても精力的にいろんな動画をアップされていますが、とりわけ力を入れているのが子どもたちへの「食育」です。
林さん作詞の、「いのちのじゅもん」という食育ソングがあります。実際にうたっている姿はYouTubeでご確認いただきたいのですが、歌詞の中にこんなフレーズがあるのです。
♪1本目は鳥さん 2本目は虫さん 3本目はみんな 仲良く分けよう
これは実際に子どもたちを迎えて田植えをする際に唱える呪文で、みんなで分け合うことの大切さを分かってほしいという想いが込められています。
農家を始めた頃、「なぜ農薬をまくのか」という疑問を抱いた林さんは、その答えが「1000粒のコメのうち、3粒の虫食いがあると等級が下がるから」だと知りました。
そんなのおかしい!虫さんにも少しくらい食べてもらえばいいじゃないか。そう考えて、林農産では一切の殺虫殺菌剤の使用を止めたそうです。
「虫さんにもどうぞ、というやさしい気持があれば世の中も幸せになる」林さんたちはそう信じています。
趣味のバイクレースで大けがをして、一時は生死の境をさまよったという経験から「食と命の大切さを伝える」ことが使命だと気づいた林さんの
「世界一わかりやすい食育授業」は幼稚園や小学校で子どもたちだけでなく保護者の方にも大人気!「命をいただく」というお話には根本さんも感心しきりで、「家に帰ったら早速子どもたちに話します!」とのことでした。林さんが掲げる「食育は日本農業を救う」という言葉。農業だけじゃなく、日本の、いや世界の「未来」をも救う大切な考え方であることを番組スタッフ一同も胸に刻みました。