今朝も先週に引き続き、日本一小さい専業農家、菜園生活「風来」の西田栄喜さんとお電話をつなぎました。
『農で1200万円!「日本一小さい農家」が明かす「脱サラ農業」はじめの一歩』(ダイヤモンド社)という著書もある西田さんの元には、全国からたくさんの「農業志望」の方が視察にいらっしゃいます。
ご自身もゼロからのスタート経験者。まず伝えたいのは「あせらないで」ということ。「今は人生100年時代。少しずつ技術を磨いて、いざというときが来たらスイッチすればいい」と、「積極的兼業農家」を推奨しています。サラリーマンから一念発起して、無理をしていきなり農業を始めるのではなくて、会社に勤めながら、例えば家庭菜園を始めてみたり、週末に農家を訪ねてお手伝いしてみたり、
「農をちょっとずつ生活に取り込んでいく」というイメージ。
「そうすると、生活がすごく豊かになります」
そして、タイミングを見ながら「行けそうだな」と思ったら、農業メインに切り替える。なるほど、そういうやり方ならリスクヘッジしながら未来への計画を立てやすいですね。
農業に興味のあるサラリーマンの皆さん、ぜひ、「ちょっとずつ農を生活に」!!
これからの農家は「つながる力」と「プレゼン能力」もとても大事になる、と西田さん。たとえば一つのトマト、「甘いか甘くないか」といった商品としての判断とは別の軸で「誰がつくったか」
「どんなふうに作ったか」があり、その観点が加わることで「ただの商品ではなく命の元になる」。そのためにも、農家は積極的にいろんな人とつながって、自分の想いを伝えていくことが求められている。
----そんな想いで活発に行っているのが「農コン」。
「かかりつけの農家を見つけよう」というコンセプトで農家と消費者をマッチングする企画です。電話の向こうに活き活きとした笑顔が見えるような西田さんの明るい声。
もっともっとお話しを聞きたかったけど、マイナビ農業のサイトでも西田さんの連載「ゼロから始める独立農家」が読めますので、ぜひそちらもチェックしてみてくださいね。