今朝も先週に引き続き、株式会社キッチハイクの古屋達洋さんとお電話をつないでお話を伺いました。
「食べることが好きな人が集まって食と交流の体験を楽しむ」----そんなイベントを数多く立ち上げてきたキッチンハイク。
新型コロナウィルス感染拡大予防のために、不要不急の外出や多人数での集まりが難しくなった今も、古屋さんたちキッチハイクでは魅力的なイベントを次々に企画されています。
たとえば「生産者さんとの交流イベント」では、自宅に地域の食材が事前に届き、それをオンライン上で他の参加者とともに楽しむことができます。
もちろん生産者さんからの「食べ方アドバイス」や「食材にまつわるお話」なども伺うことができます。最近実施して大人気だったという企画が「南伊豆の伊勢海老を自宅でさばいて食べよう」というもの。
親子で参加される方も多く、「リアルイベントには小さい子連れでは参加しにくい」という悩みも解決できて、とても喜んでいただけたそうです。
これまでもキッチハイクでは、自治体やマイナビ農業と組んで様々なイベントを行ってきました。
北海道の上川町、秋田県小坂町、福島県湯川村など観光旅行ではなかなか足を延ばすことの少ないエリアの特産物などを生産者自らが紹介し、
参加者と一緒に飲んだり食べたりしながらコミュニケーションを重ねていくといった内容で、そこで生まれたご縁が「また食べたい!」「いつかその土地を訪ねたい」という気持ちにつながって、
まさに「食」を柱に「幸せ」「夢」が広がっています。
食はお腹を満たすだけでなく「人をつなぐ」役割を持っている、と語る古屋さん。未来への夢は「孤食という存在をなくすこと」。
一人で食べることを否定するものではなく、ただ、いつどんなときも選択肢として「みんなでご飯を食べる」という機会、空間を提供していきたい。
自分自身が「食」を通じてたくさんの素晴らしい出会いに恵まれてきたので、もっともっとそれを拡げていきたい、----そう熱く語ってくださいました。