今朝も先週に引き続き、スタジオには日本豊受自然農株式会社代表の由井寅子さん。朝からパワー全開の輝く笑顔です。
根本さんが今回改めて聞きたかったのは、なぜそれほどまでに「土(土壌)」にこだわるのか?という理由でした。落ち葉堆肥からの土づくりは、相当な手間と時間がかかります。
それに対する由井さんの答えは「健康な野菜を作るため」と、キッパリ。「腸内細菌が健康な身体を作るのと同じように、土の中の微生物(土壌菌)が健康な野菜を作るんです」
そして、何よりうれしいのは、農薬や除草剤を使わずにつくった作物は「まるごと」食べられるということ。丸ごと食べられないような危険なものを作らないことが大事なんだと教えて下さいました。
「まるごと」の商品の一つとして今回お持ちいただいたのは、チコリ(苦菊)の根っこを焙煎して風味づけをしたクッキー。
材料の小麦粉は農林61号という品種で、もちろん自家製です。(スタッフ全員でいただきましたが「おいしい!!」と大人気でした!気になる方は、豊受モールという通販サイトでご確認ください)
「母としての気持ちが原点なんだ」という由井さん。「私自身もお母さんなので、子どもに食べさせたいのは①安全安心なもの、②栄養価が高いもの。
そして、③つめとして、自分の子どもだけじゃなくみんなに食べさせてあげたいんです」。歴史をひも解くと、食べ物が足りないとき、争いが起こります。
「みんなが、全員が、潤うことが大切なんです」そのためには、子どもの頃からの農業体験が重要で、誰もが農業ができる、自分で食べるものをつくれるような仕組みにしていきたい。
そう考える由井さんたち日本豊受自然農では、現在年に3回の農業体験学習のプログラムを静岡県内の農場で実施しています。「自給自足ができるように、そして、それを有機農業でできるように」という志を胸に、
由井さんは講演活動なども活発に行われています。3月26日に行われるマイナビ農業のイベント「NEXT AGRI PROJECT」でのご登壇も決まっています。
「みんなが幸せになったらいいね」と願う、みんなの"お母さん"のような由井寅子さんに。ぜひ、会いに出かけてください!