第14回 1月5日放送 ゲスト:ROSE LABO株式会社代表 田中綾華さん②2020/01/12 07:00

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令和2年最初のゲストは昨年末に続いてROSE LABO株式会社代表の田中綾華さん。「バラが大好きすぎて、一生の仕事に選んじゃいました」と、明るく笑う26歳の農業女子です。

起業して4年。その間には様々なご苦労があったと思います。
「最初の壁は、起業して半年後にバラがほぼ全滅してしまったことです」という田中さんの話に、根本さんもびっくり!今から思えば、知識や経験が足りなくて...と、失敗の原因は解明できているとのことですが、
さすがにその際には資金面でも体力や精神面でも本当につらかったと振り返ります。「がんばれたのは、一人じゃなかったから」。お母さまや仲間たちの協力が本当にありがたかったそうです。

バラの栽培は、冷暖房は使わずにビニールハウスで行われているそうで、冬のあいだは商品開発と営業に注力しているという田中さん。
この営業も、最初の一年は深谷から2時間かけて都内に出て飲食店を回っても全然注文が取れなくて、帰りの電車で悔し泣きしたことがあったそうです。
「バラに申し訳なくて......」という涙の理由が、バラへの愛を感じさせます。
それでも、インスタなどで「映える」画像に人々の注目が集まるようになったことが追い風となって、次第に「食べられるバラ」の注文が入るように。
また、一方で、「咲いているバラを捨てたくない」という想いから始まったジャムなどの加工食品や、バラを使ったお化粧品にもたくさんのファンができました。
「農家であることを強みに、化粧品用のバラを品種改良してつくりました」というのだから驚きです。花びらに美容成分が多いオリジナルの品種なんだそうです。
バラにはなんと赤ワインの10倍のポリフェノールが含まれているのです(100gで比較した場合)。一次産業の農業、二次産業の加工と商品開発、そして三次産業の小売りを一貫して行うことを「六次産業」と呼ぶそうですが、ROSE LABOはまさにその道をまっしぐらに走っています。「化粧品になると、バラの寿命が3年に延びるのが嬉しい」と、最後までバラ愛にあふれた言葉が尽きない田中さん。
これからますます充実していくというバラの化粧品に、根本さんも興味津々でした。

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